R6.3月15日(金)

 みなさんこんにちは。今日はとても良い天気でしたね。そんな中、6年生の子どもたちが、区主催の桜の植樹式に参加してきました。栄区ではいたち川沿いの遊歩道に、栄区の木である「桜」を新しく植えました。植樹式はそこで行われました。いたち川沿いは桜並みがとても美しいのですが、桜は30年ほどたつと木が弱くなったり病気になりやすくなるようで、すでに何本かの木がそのために伐採されていました。そして、強くて丈夫な品種の桜を植えることになりました。なぜ、本郷台小の6年生がそこに参加したかというと、6年2組が総合でスクラッチアートに取り組んでいるのですが、そのスクラッチアートを使ってまちの方々が喜ぶようなこと、まちを輝かせること、まちの役に立つことはできないか、と考えていたのでした。区役所の方に桜の木の話を聞き、スクラッチアートで樹名板をつくって飾ってもらえないかどうか考えた子ども達。区役所の方や土木事務所の方とやり取りし、その願いが叶うことになりました。本郷台公園の木にも樹名板を付けてほしい、というお願いもあり、2組の子どもたちは、どんなデザインや色味がよいのか、いろいろ悩み、考え、試行錯誤を繰り返しながら樹名板をつくり上げたのでした。

 植樹式には区長さんや土木事務所の所長、植える実際のお仕事をしてくださった皆さんがいらっしゃいました。子どもたちが作った樹名板は、区のほうでしっかりしたプレートにしていただきました。土木事務所の所長さんは、「大人では考えつかないもので、まちの方の印象に残る素敵な樹名板を作ってもらったことがってもうれしい」とおっしゃっていました。また、区長さんは「区のシンボルツリーである桜の木に、皆さんが作った樹名板を付けることができ、まちのみんなが明るい気持ちになります。いたち川は栄区を代表する川で、区民の憩いの場所でもあります。そこに小学生である皆さんがいろいろ考えて作った樹名板を飾ることができ、まちの方の気持ちが明るく元気になります。ありがとうございます」と話してくださいました。

 式では、樹名板を作るにあたっての自分たちの思いを伝えることができました。6年生は1組も、まちを盛り上げよう、と50周年を迎えたケヤキロード商店街のPR動画を作り、横浜市役所のYouTubeチャンネルにアップされました。また、バスでも流されています。6年生は、今年1年、自分たちの力で待ちを明るく盛り上げたい、これまでお世話になったまちに感謝の気持ちを伝えたい、そんな思いで総合に取り組みました。全員で参加することで、その思いを受けっていただくことができました。子どもたちの発表や式に参加している様子を見て、造園会社の石井さんが、「もうすぐ卒業を迎える覚悟ができているなあとみんなを見ていて感じます。とても立派で頼もしい本郷台小の6ねんせいですね。」という言葉を伝えてくれました。いろんな形で待ちの方とつながり、取り組んでいる姿勢がまちの方の心を揺さぶり、明るいものにしている、そう感じました。子どもたちが願ったことが実現できている、そう思いました。