1224日(木)

みなさん、こんにちは。今日は暖かい一日でしたね。天候に恵まれた今日、4年生が社会科見学で神奈川区沢渡にある「横浜市民防災センター」に行ってきました。このセンターは、市民への防災知識の普及啓発、備蓄物資・資機材の保管、横浜駅周辺の都市災害対応を主な目的として開設されたところです。社会科の学習で、「災害から暮らしやまちや命を守る」ための仕組みについて学習を行ってきた子どもたち。センターが出してくれるバスに乗り、本郷台駅から出発をしました。

センターに着くと、3つの班に分かれてそれぞれ体験ツアーを行いました。起震車体験では、これまで起こった地震の強さを再現。壁には、その時の映像が写真で映し出されました。関東大震災、東日本大震災、阪神淡路大震災、熊本地震、など、甚大な被害を出した地震を起震車に乗ることで体験しました。阪神淡路大震災では、火事がおきている写真が映し出され、地震の時には火事についても考え、気を付けなければならないことを学びました。

消火器を使った火事の対応も体験しました。中華鍋に火が引火して炎が燃え上がった映像を見て、消火器を持ち、バーチャルで火を消す体験です。映像とはいえ、やはり火の怖さは伝わります。真剣に消火体験をする子どもたちでした。

屋外では、ホースを持ち、放水体験をしました。職員の方が一緒にホースをもってくれないと、水の勢いに体を持っていかれます。腰を落とし、足を前後に開いてホースを握る、という姿勢で放水を行いました。実際にホースから伝わる水の感覚を経験し、改めて、消防の大変さを感じたようです。

学校でも避難訓練、防災訓練は大切に行っています。日頃から意識をもつこと、いざとなった時に動けるようにすること、よく考えて行動すること、命を守ることなどを学んでいますが、センターの職員の方から、学校生活の中でも、家でも、外を歩いている時でも、今地震が来たらどう身を守るかを考えてみよう、というお話がありました。まずは「頭を守ること」これが大切であることも教えていただきました。社会科で消防の学習をしてきた子どもたちですが、実際に体験することでその意識が高まり、また、職員の皆さんに教えていただいたことで、消防・防災の仕組みの中に、市民の命を守るために働く人々がいるということを肌で感じた子どもたちでした。

壁に、防災で大事にしたい言葉が書いてありました。最後にいくつか紹介します。◆「災害はなくせない。パニックはなくせる。」 ◆「災害に強い人は、災害をきちんとこわがれる人だ。」 ◆「みんながみんなを救う街へ」