R2.9月25日(金)

みなさん、こんにちは。午前中は雨模様の天気予報でしたが、それほど降らずにすみました。さて、きょうは53組の総合のチャレンジについてご紹介します。53組が取り組んでいるのは「マジック」です。総合のタイトルは、「盛り上ケーション!マジ マジック研究会」。盛り上ケーションは子どもたちの造語です。2つの言葉をドッキングして生みだした言葉です。そう、「盛り上げる」と「コミュニケーション」です。マジックでみんなを元気にしたい、楽しい気持ちにしたい、という思いからスタートし、マジックの腕をあげるべく、練習に取り組んできた子どもたち。いろいろな技を知り、そこから自分でできるマジックを増やしていきました。友達同士で見せ合いながらマジックの完成度を高めようと頑張ってきた子ども達。技を覚えてスムーズにできるようになると、53組の前を通った人たちに「見てください!」と披露して感想を聞いていました。そしてその途中で子どもたちは気付きました。ただマジックが出来て見せるだけではだめだ、と。相手を元気に、楽しい気持ちにするためには、盛り上げなく手は!コミュニケーションをとりながらやらなくては!そこで、音楽を取り入れたり、二人組になって一人はマジック、一人はトークと役割を決めて盛り上げたり、など、具体的なことを考え、試行錯誤しながら模索してきました。

そして今日、子どもたちは、1年生にマジックを披露する会を行ったのでした。水曜日、3組の前を通る、真剣に話し合っている姿が。あまりに真剣なので、教室の中には入らず、廊下からそっと見守っていました。それが、1年生に見せるときに大事にすること、注意すること、こんな風にやっていこうという計画でした。今日、子どもたちは、そのことを胸に、11組と2組のみんなにマジックを披露しました。1年生は、どんなタネなのかじっと見ているのですが、全然タネが分からず、「え~」「なんで~」「どうなってるの??」という声がいっぱい!!盛り上げ、コミュニケーションをとる方法もばっちり。二人組になって上手に進めていました。私たち大人も何度も見せてもらいましたが、見るたびにうまくなっていて、すごく近くで見ているのにタネが分かりませんでした。笑顔いっぱいになった1年生を見て、53組の子ども達はどんなことを感じたのでしょう。今はちょうど5時間目。その振り返りをしているようです。コロナで人とのかかわりがなかなか取れない中だからこそ、人とのつながりを大切にしたい、と願った子ども達。これからも活動は膨らんでいくに違いありません。1年生がマジックの最後に「ありがとうございました」とお礼を言っていました。学校中に響くのでは?と思うくらいのお礼の声でした。