★不審者対応訓練
R6.2月9日(金)
みなさんこんにちは。今日は中休みに不審者対応訓練を行いました。本郷台小では毎月避難訓練を行っていて、内容は、火事、地震、地震からの火事、そして不審者対応訓練があります。不審者対応訓練は年間2回。校舎内バージョンと校庭バージョンを行っています。今日は休み時間に校庭に不審者が侵入した想定で行いました。子どもたちには不審者対応について事前に指導していますが、今回は、いつやるかは伝えていないバージョンでした。不審者役には、栄警察署に勤務されている、スクールサポーターの細嶋さんにお願いしました。
東門の扉はいつもは施錠されており、職員室のモニターとつながっているため、相手が不審者かどうかを職員室で確認してから開錠をしています。保護者の皆さんはIDを見せてお子さんのクラスとお名前を伝えてくださいます。地域の方や業者の方などはお名前と用事を伝えていただき、事前に予定を伝えてもらっている方はお通しします。そうでない場合は、こちらから門に出向き、確認をしています。2001年の池田小学校での事件から、全国の学校で、外部からの侵入を防ぐ工夫が様々に行われていますが、横浜市でも、オートロック式の門扉の施錠を全校で行っています。保護者のIDや来校者札も安全のために行われています。
今日は何らかのことがあり、校庭に不審者が侵入したという想定で訓練を行いました。校庭で子どもたちと一緒に遊んでいた教員が気付き、不審者という言葉は使わずに子どもに気付かせ、校舎内に入るよう促しました。校庭にいたほかの教員も様子に気付いて応援に駆け付け、不審者の気持ちが高ぶらないような接し方で門の外に出る方向に促しました。接し方については、事前に栄警察署の細嶋さんから指導を受けていましたので、それに則り対応しました。本部(職員室)への伝達は子どもの声でした。そこから放送で子どもたちに指示を出すことができました。安全が確保できるようにどのように行動すればよいのか、子どもたちも事前に学級指導で学んでいたので、落ち着いて、静かに行動することができていました。休み時間なので、各学年が混ざった状況で様々なところにいましたが、高学年が低学年に声をかけて安心させる、放送が聞こえるように静かにしていようねと声掛けする、そんな姿も見られたと報告がありました。普段の避難訓練での学びや、たてわり活動でのかかわりなどがこういう時に生かされているのだろうな、と思いました。
最後は、子どもの緊張感や不安を解けるようなお話をして訓練を終えました。職員は、放課後、細嶋さんに学校に来ていただき、本日の振り返りを行いました。頭ではわかっていてもその時の状況をどう読み解き、どう判断し行動するかは本当に難しいことです。様々なお話を聞き、大変勉強になりました。予定調和的な訓練にしていないことで、職員の判断力、行動力を鍛える、そんな訓練をあえて行っている台小ですが、子どもの命を守ることを最優先に考え、行動できるよう、職員みなでこれからも頑張りたいと思います。
最後は水仙の花の写真をどうぞ。先日の雪で茎が折れてしまった水仙がたくさんありましたので、それを飾りました。