R4.4月22日(金)

 みなさんこんにちは。今日は、初夏のようなお天気でしたね。

 さて、今日は1年生のお片付けの様子をお届けします。天気の良い日、子どもたちは外でも仲良しタイムを行っています。広い校庭を使って遊ぶ子供たちはとても生き生きしています。体育倉庫にあるフラフープやミニハードル、ケンステップ、ボールなど、用具を使って遊ぶのも楽しんでいる子どもたち。子どもたちは、思い思いにやっています。しかし、この場面にはとっても大切なことが含まれています。自分でやりたい遊びを「選ぶ」「決める」という場満になっている、ということです。これは、実は自己発揮が出来るように促す、そんなプロセスになっているのです。まずは安心して自己発揮できる、これがスタートカリキュラムの、特に最初の時期にとても大切にしたい事なのです。主体性を引き出す素地になるからです。このごろは、遊びを合体したりして遊ぶなど、自然に仲間づくりも行われていて、見ていて、遊びってすごいなあ、自然と子ども同士をつなげていくなあ、と感じます。遊びのもつパワーはすごいですね。

 さて、十分楽しんだ子どもたちは、約束の時間になると、時計を見て、さあーっと後片付けを始めます。先生が「時間だから片付けなさい」という指示は出しません。お約束の時計が目印で、子どもたちはそれをちゃんとわかって行動することができます。何人かが始めると、それを見て気が付き、時計を確かめて片付け始める、そんな様子があります。指示で動くのではなく、自分で考えて動く。これも、主体的な学びにつながる大切な営みです。それにしても、子どもたちの片付けの様子を見ていると驚くことがたくさんあります。協力しながら片付けるんです。きれいに片付けるんです。ボール入れを押している最後の写真は、「ボールはここですよー」とボールを使っている子たちに呼び掛けに出向いているところです。これも、誰も指示は出していません。担任達は、その様子を笑顔で見ています。これは、幼稚園や保育園で培ってきた力そのものですね。ちゃんとそういう経験をしてきていて、身についている、そう思います。それが、環境が変わったとしても、安心できる場だと、このように、その力をちゃんと発揮できるのですね。子どもってすごいなあと思います。我々大人は、子どもが育ってきたこれまでのことを理解し、その力が発揮できるように環境を整えたり、子どもが動き出すことを「信じて待つ」ということが大切なのだと思います。子どもたちの片付けの様子を見て、そのことを、あらためて思いました。「待つ」ことは大人は以外と苦手です。でも、子どもたちの主体的な行動を促し、自分たちで考えて行動することができるように、「待つ」ことを大切にしたいですね。