R3.5月25日(火)

 みなさん、こんにちは。今日は夏のような暑さでしたね。台小農園では、朝から畑ボランティアの皆さんが来てくださり、野菜の様子を見てくださいました。

 さて、先週の19日。5年生は愛川ふれあいの村に、日帰り体験学習に行ってきました。その時の様子をお伝えします。19日は朝から雨模様。昼過ぎには雨が強くなる予報が出ていたので、雨天バージョンで行いました。「どんな天気もいい天気♪」という心意気で、子どもたちは「楽しむこと」を見事にやり抜きました。まず行ったのは「木ラリー」。愛川ふれあいの村は高取山のふもとにあり、たくさんの種類の木々がふれあいの村の敷地内にあります。地図を見ながら、木を探していくオリエンテーリング形式のアクティビティーです。アクティビティーシートを持ちながら、グループごとに広い敷地内をまわりながら行いました。しっとりと濡れた木々は、緑が鮮やかで、雨粒も光って、ちょっと幻想的でした。どんな木があったか、いくつか紹介しますね。アクティビティーシートに書いてある木の説明も一緒にお届けします。◆イロハモミジ(道沿いに並んでいます。秋になると葉っぱが赤く色づきます)◆ケヤキ(木の枝が手のひらを広げたようにキレイに広がっている木です)◆シラカバ(幹の色が白い木です。ふれあいの村の建物の名前になっています)◆カツラ(秋になるとこの木の落ち葉から甘いにおいがします。ふしぎ!)◆オニグルミ(とても固い実をつけます。リスはその実が大好きです)◆メタセコイア(と~っても背の高い木です)などなど。昨年、4年生の体験学習で、上郷の森をたっぷりと楽しんだ子どもたちは、愛川でも自然へのかかわりがとても積極的でした。雨模様の曇り空でも、しっとり幻想的な森で、木ラリーを楽しむことのできた子どもたちでした。そうそう、低木にかかったクモの巣に雨の粒がついている様子を見つけたグループは、「すごい!芸術的!光ってる!」と目を見張っていました。感性もとても素敵だと思いました。心を動かすことは、楽しみを見出すことに繋がっていますね。

 昼食の後は(体育館でのお弁当タイムは、学校の給食と同じようにシーンと静かに食べた子どもたちです。さすがです!)、木彫りの箸づくり体験を行いました。間伐した枝を利用して行なうこの体験は、SDGzにもつながっているんだよ、という説明に、「お~」という声も上がりました。小刀を使って根気よくマイ箸を彫る子どもたち。約1時間、子どもたちは本当に熱心に取り組んでいました。自分のお弁当で持ってきた箸を見ながら彫る子もいて、なるほどなあ、と感心しました。体育館いっぱいに木のにおいが立ち込め、森林浴をしているようでした。

 雨バージョンでもとっても楽しめたよ!という声をたくさん聞くことができました。どんな天気もいい天気!と、今ある状況をプラスに考える力は、実はとっても大切な資質であり能力なのだと思います。一人ひとりが役割をもち、その準備を行ってきた子どもたち。5年生の愛ことが「豪快」にかけて子どもたちが考えたスローガンは、◆ご・・ごうかに!◆う・・うきうき◆か・・なかよく◆い・・いつも元気に!でした。あと一日の体験学習は、これから日取りを決めて実行します。パート2もきっと素敵な体験学習を創り出していくことができるでしょう。