R4.10月3日(火)

 みなさんこんにちは。10月に入りましたね。学校の裏の土手や台小農園のススキが穂を出し、きらきら輝き出しました。

 さて、職員室のある先生の机の上に、以前から、面白そうな詩の本が置いてあり、のぞいてみました。本の題名は「しゃべる詩 あそぶ詩 きこえる詩」といいます。はせみつこさん 編、飯野和好 絵、冨山房が発行している本です。詩の中の「ことば」を、この本を手に取った人が、詩を読んでしゃべってみたりり、好きなふうに読んで遊んでみたり、耳を澄ませて聞こえてくることや詩人の声を想像したり、挿絵を見て楽しんだり、このように自由に楽しんでほしい、と編者の長谷さんは本の中で語っています。面白い詩、楽しい詩、ジーンとする詩、などなどたくさん載っていました。その中で、これいいなあ、と思った詩を一つ紹介しますね。題名は「こころ からすえいぞう作者は、工藤直子さんです。挿絵を見ながら、詩の中に出てくるこの子の心を思いました。

 ゆうやけが

 あんまりきれいだったりすると

 おれ しんとした こころになる

 ゆうやけの ところにいって

 はなしあいたくなる

 なにを はなすかっていうと

 あかちゃんだったときの こととかさ

 しょうらい どうなるかって こととかさ・・・・

 いつもは こんなこと

 おもわないんだぜ 

 ・・・・・・

 おれ こころ

 いっぱい もっているんだな