R3.6月17日(木)

 みなさんこんにちは。今日は4年生上郷体験学習の2日目でした。天気の様子を見て、午前中にキャンドルファイヤー、午後にフィールドワークを行いました。キャンドルファイヤーでの子どもたちの姿は忘れることができません。本気で楽しんだ子どもたちです。「アブラハムの子」や「ジンギスカン」などのダンス、「森の大工さん」などのパフォーマンス、「上郷に行こうよ」ゲーム、クイズや歌など、キャンドルファイヤー実行委員の子どもたちの素晴らしいリードで、本当に楽しく、盛り上がりました。本気で楽しめる、というのはとても素晴らしいことだと思います。子どもたちは自分たちで、その楽しみを創り出すことができていました。火の神や火の子のパフォーマンスも素晴らしく、これから始まるキャンドルファイヤーの雰囲気をつくり、そして最後は気持ちよく締めくくる、そんな素敵な終わり方を演出していました。

 昼食と記念撮影の間に雨が通り過ぎ、青空の下で行うことができたフィールドワーク。自然の達人、山田陽治さん(子どもたちは親しみを込めて『山ちゃん先生』と呼んでいます)のプログラムで、上郷の森の自然を満喫した子どもたちです。「においで葉っぱをさがそう」「同じ葉っぱを見つけよう」「草笛を鳴らしてみよう」「観察小屋からのぞいてみよう」「ミクロハイク地面のいきものをのぞいてみよう」などなど、諸感覚と心(感性)を使って自然にアプローチするプログラムを、子どもたちは大いに満喫しました。「上郷で見つけた『自分だけの宝物』」をきいてみると、「セミの声を聞けたこと」「トンボが卵を産んでいるところを見つけたこと」「みどりいっぱいの景色がすごくきれいだった」「水が流れているところがすごくきれいだった」「初めて草笛を鳴らすことができたこと」などなど、素敵な報告がいっぱいありました。カワセミを見つけた班もありました。たっぷりと自然を満喫した子どもたちですが、山ちゃん先生は最後にこんな言葉を子どもたちにプレゼントしてくれました。「みんなが見つけたもの、これはすごい宝物でした。それからもう一つ、その宝物を見つけたみんなの心も宝物です。これからもその宝物を大切にしていってほしいなあ、と思います。」子どもたちは大きくうなずいていました。

 二日間、雨の心配もありましたが、子どもたちは落ち着いて行動し、協力して行動し、そして自分たちで「楽しさ」を創り出すことができてました。上郷の合言葉「みんなで揚力 自然とふれあい、『天』に向かってステップアップ!」をやり遂げることができましたね、という今日の終わりの会での実行委員の言葉に、「はい!」と答えていた子ども達の姿に、この体験学習で得た力、成長を感じました。これからも生活や学習の中で、それらが生かされていくことでしょう。最後に、2日間とも、朝の見送りに、栄警察署のスクールサポーターの細嶋さんと、学園隊の高野さんが来てくださいました。元気で帰ってくるように、雨が降らないように祈っているからね!という優しい言葉を2日間いただき、出発することができた子どもたちでした。ボランティアで来てくださった新井さんと斎藤さんにも本当にお世話になりました。ありがとうございました。そして、保護者の皆様、ご理解とご協力をいただき、本当にありがとうございました。