R3.5月31日(月)

 みなさん、こんにちは。今日は天気も良く、風も気持ちよい一日でしたね。

 さて、今日は6年生が社会科見学で、新市庁舎内にある「横浜市会」に見学に行きました。事前学習で、みなとみらい本町小学校を設置することになった市会での議事をもとに、市会ではどのようなことを、どのように話し合い、決められていくのかを学習していった子どもたち。自分がもし議員だったらどんな意見を持つか、など、自分事として市議会をとらえて見学に臨みました。見学では、議場に入るグループと、横浜市会の様子をビデオで見るグループに分かれて行動しました。議場では、実際に議員が座る椅子に座らせてもらい、議員が出席した時に立てる議員名札を立てさせてもらったり、模擬採決をしたりと、市会の実際の様子が感じられるような活動をさせていただきました。議会局の担当の方から「議員の椅子に座った感じはどう?」と聞かれ、様々な感想を伝えた子どもたち。その中で、「椅子が前後にスライドする」ことを見つけた子どもの話から、「それには訳があるんだけど、どうして前後にスライドするんだと思う?」と聞かれました。いろいろな考えが出た中で的中した答えは、「起立採決をするときに立ちやすいように」というものでした。採決は、議案によって、起立採決、挙手採決、手元のボタンを押して行う採決があるのだそうです。また、たくさんの意見を出し合いながら話し合いが行われるように定足数の原則があるということ(議員の半数以上の出席が必要であること)なども子どもたちの質問から導かれました。すごい! 質問コーナーでは、議会局の担当の方が驚くほどたくさんの質問がでました。議会局の担当の方が、子どもたちの質問にただ答えるだけでなく、子どもたちに答えを考えさせるように進めてくださり、子どもたちの興味を高め、また様々なことを考えることにつながりました。ありがとうございました。ちなみに、こんな質問がありました。傍聴席の中にガラスの窓が付いた部屋のような場所があり、「そこは何ですか」という質問です。そこは親子席といって、子どもや赤ちゃんを連れた方が見ることのできる席であることが分かりました。「絨毯はなぜ青いのですか?」という質問では、絨毯が青なのは海を、天井が船底の形を表しており、横浜らしさをデザインしたものであること等も知ることができました。横浜市民のための議会、そんな象徴としてのデザインだそうです。議会が、自分たちの生活に直結することを話し合っていること,それが自分たちの生活に返ってくることを学んだ子どもたちでした。

 午後は、グループごとに、横浜歴史散策をしました。赤レンガ倉庫、県庁・税関・横浜開港記念会館の横浜三塔、ぞうの鼻パーク、大さん橋、山下公園など、自分たちで計画した散策ルートで開港からの歴史を味わった子どもたちでした。6年生として、これまでの経験を生かして、公共のマナーや協力しながらグループ活動を行うことなどを実践しようと頑張った子どもたちです。「これまでの経験を生かして」というフレーズは子どもたちが考えたものです。素晴らしいと思いました。自分たちで作ったルールを自分たちで実行していく、という心意気をこれからも大切にしてほしいと思います。