R2.10月27日(火)

 みなさん、こんにちは。土曜日の運動会では温かい励ましやご声援、ありがとうございました。クラスで振り返りをしている様子をみると、子どもたちが本当に一生懸命運動会に臨んでいたことが伝わってきました。各学年少しずつですが、今日から子どもたちの振り返りを紹介していきたいと思います。今日は最高学年6年生の振り返りをお届けします。読んでいて泣けてきました。胸が熱くなりました。

■自分は1年生から5年生まで、なんで6年生が泣いてしまうんだろうとずっと思ってました。勝っても泣いて、負けても泣いていて、なんでだろうな、と思ってました。自分は6年生になって泣かないだろうと思っていたけれども泣いてしまいました。その理由が分かりました。それは、約1か月、一生けん命走る練習やソーラン節の練習をして、本番に自分の限界を超えてがんばった時、勝っても、負けても泣いてしまうんだな、と思いました。 

■私は運動会を通して学んだことと、感じたことがあります。学んだことは、いろんな人と話すということです。最高学年としてリードしないと、という気持ちがあり、話を進めたり、話を聞いたりして作戦を考えたりしていると、自然と団結されていくように感じました。私がリレーで失敗してしまったとき、周りのみんながなぐさめてくれたり、来てくれたりして、私のことを思ってくれているんだなと思いました。自分の中でそれがとっても支えになっていたから、話すことの大切さがよくわかりました。感じたことは、みんなの優しさです。悲しそうにしている時、みんなが助けてくれたし、楽しんでいる時はいっしょに楽しんだり、いつも通りだったからとても落ち着いて運動会が出来ました。わたしが自分のせいで負けてしまった、と思っていたところを、友達が「あなたのせいじゃないよ」「よくがんばったね」とたくさんの温かい声をかけてくれたから、私は最後まで気持ちを落ち着かせてできたと思います。みんなの温かく、優しい声や言葉がなかったら、最後まで気持ちは荒れていたと思います。友達の存在は大きく、大切なんだと感じることができました。話すことや友達の大切さがわかった運動会だったし、思い出に残る運動会でした。

■1か月以上前から練習してきたリレーだけど、ずっと不安だったし、1回失敗するとすごく焦りました。でも、最後の1週間ぐらいになると、失敗せずにバトンをつなぐことが出来るようになってきました。バトンパスが出来るようになると、次は4・5年生との問題が出るようになり、いろいろ走順を変えてみたりして6年生で考えました。そして本番。一人一人にバトンがつながるのを見ていると、よく考えてよかった、自分たちで練習してきてよかった、など、今までの自分たちの行動を振り返ることができました。少し失敗してしまったところもあって、結果は3位になってしまったけど、全力で走れたのでくいはありません。私はいままで、1位になることで悔いはないと思っていたけれど、リレーを通して、自分が満足するまで練習して、本番、自分の限界まで全力を出すことで「くいはない」ということができるんだなと感じました。小学校生活最後の運動会、そしてリレー、すごく楽しかったです!!

 いろいろな思いが子どもたちの心の中に刻まれた運動会だった、ということがよくわかります。人とのつながりだったり、全力を出し切ったからこそ味わえる達成感だったり、深いところで多くのことを学んだ6年生。他の学年からは、「6年生みたいになりたい」「6年生はすごかった」、そんな言葉がありました。最幸(スローガンの「さいこう」は「最幸」という字を子どもたちが考えました)の運動会にしよう、という思いの強さが伝わったからこそだと思います。伝統を受け継ぐというのは、こういう形で行われるのだな、と子どもたちから教えてもらったような気がします。大きな力を下級生に与えた6年生でした。

(今日は写真はありません)