R4.12月21日(水)

 みなさんこんにちは。今日は4年生が社会科見学で、みなとみらい方面に行きました。横浜というまちがつくられた歴史と横浜をつくった先人たちについて学ぶ学習です。台小では「吉田新田」と取り上げて学習しています。最初に行ったのはランドマークタワー。63階の展望台から横浜の街を眺めました。さすがランドマークタワー、中村川の上を通る高速道路と新市庁舎の脇を流れる大岡川をたどっていくと吉田新田の釣り鐘型の形がよくわかりました。こんなに大きな土地が昔は入海で、江戸時代、ここを干拓して土地にし、田んぼを作り、米を作った吉田勘兵衛さんはじめ当時の人々の苦労と思いを感じることができました。横浜発展の礎、ともいわれる吉田新田。故郷を横浜に持つ子どもたちにぜひ学んでほしいことですね。

 続いて向かったのは、ゾウの鼻パーク。1954年にアメリカから2度目の来日を果たしたペリーが初めて横浜に降り立った場所です。横浜の中でも本格的な波止場として開港以来の海外との貿易や国交に重要な役割を果たしました。ここで子どもたちはお弁当タイム。海の方を見ながら気持ちよく、おいしそうにお弁当をいただきました。お弁当の後は遊びタイム。鬼ごっこをしたり、はないちもんめをしたり、とても楽しそうに遊ぶ子どもたちを見て、横浜で育つ子どもたちが自分たちが育っている場所に親しみを持ち、アイデンティティとして故郷を実感していく体験の大切さを感じました。

 吉田新田のことについて説明を聞くために、次に向かったのは横浜都市発展記念館。博物館の先生方が吉田新田ができるまでのことを、とても分かりやすく説明してくださいました。密にならないように、近くにある横浜開港資料館の講堂と都市発展記念館のロビーとに分かれてお話を聞きました。食い入るようにお話を聞く子どもたちの様子が印象的でした。干拓するためにまず行った堤防づくり。高さが都市発展記念館のドアのはるか上までだったと聞いてびっくり。もっこで土を運ぶ体験も代表の児童が行いました。当時の堤防を作る苦労の一端を実感することができました。

 これから子どもたちは更に詳しくこの学習を進めていきます。横浜発展の礎となった吉田新田。それを作った当時の人々の知恵と勇気、技術、そして生活等。そしてそこから脈々と流れる横浜の歴史をぜひ学んでほしいと思います。

 最後に、博物館の方から、こんな言葉をいただきました。「横浜の歴史を知ることができる博物館が横浜にはいろいろあります。皆さんが楽しいな、おもしろいなと思うような展示を色々と工夫していますので、ぜひ、いろんな博物館に行ってみてください。センター北にある横浜市歴史博物館には、吉田新田を作っている作業の様子がジオラマになって展示してありますよ。今日来てもらった横浜都市発展記念館、ユーラシア文化館、横浜開港資料館、栄区には埋蔵文化財センターもあります。博物館を楽しんでみてくださいね。」

冬休み、機会があったら是非いってみたいですね。