R3.2月25日(木)

みなさん、こんにちは。今日は良いお天気でしたね。

さて、このよいお天気の中、今日は、4年生、5年生、6年生が台小農園で育てた「だいこん」の収穫をしました。地域コーディネータの松尾さんと畑ボランティアの皆さんにも来ていただきました。例年と違って、丸いだいこんに子どもたちもびっくり。聖護院大根です。ふかふかの畑から一人ひとりが大根を抜きました。「おー、ぬけた!」「大きいのと小さいのといろいろあるよ」「これはおおきい!」などなど、吹いた大根を見てうれしそうな子どもたちでした。葉っぱもつやつや。松尾さんは、この大根はおでんにすると最高だよ、と子どもたちにお話してくださいました。

6年生は、これが最後の台小農園での活動になりました。収穫し終わって感想を聞くと、「6年間、台小農園でやさいを育てられてよかった」という言葉が。1年生の時から毎年ここで野菜を育ててきたこと、収穫した大根をつかって、地域の方がふろふき大根を作ってくださり、それをみんなで食べたこと、スイカの収穫やトウモロコシの収穫もありました。じゃがいも、サツマイモ、ミニトマト、キュウリ、なす・・。いろいろな野菜を育てながら楽しい思い出を作ることができた台小農園は、子どもたちにとって忘れられないものとなっていました。土を耕したり、魔法の土(肥料や腐葉土が入った野菜や花がぐんぐん育つ土)を教えてもらったり、虫がつかないようにいろんな工夫を考えたり、畑当番を決めて毎日水やりや草取りをしてきたこともよみがえってきたのではないでしょうか。6年間を通して、地域の方々と温かくかかわっていただきながら行ってきた台小農園での活動は、自然にふれる機会となり、命を見つめ、育てる機会となり、地域の方々とのかかわりを通したふれあいの温かさを感じる機会となり、子どもたちの豊かな心を育てる機会としてとても大切な活動だったことが、6年生の言葉が教えてくれました。子どもたちの胸に残る台小農園での活動。本郷台小での思い出としていつまでも忘れずにいてほしいと思います。

4年生は、一人ひとりが協力して育ててきたことを松尾さんに褒めてもらい、「みんなが協力してできただいこんだから『協力だいこん』だね」という言葉をもらっていました。見えないところで畑ボランティアの方々がお世話をしてくださったことも思い出しながら、畑の実りを美味しく食べてほしいと思います。

5年生も、毎日畑当番を交代で行い、育ててきました。畑の場所によって育ちが少しずつ違う訳を松尾さんに質問され、日当たりの差が大きいことを学びました。給食室工事のため、危険防止のための塀が経っていたため、その陰になっていた場所の大根は育ちが遅いことが畑を見て一目瞭然でした。自然の条件によって野菜の成長が違うということを実感できました。こうしたことを子ども時代に経験を通して学べるということはとても大きなことで、SDGについての意識もこうした経験からより実感的に高まってくると感じます。

今日は大根の収穫のお話でした。3年生と5・6・7・8組はこれから収穫をします。お楽しみに!