R4.9月7日(水)

 みなさんこんにちは。今朝雄蒸し暑かったですね。汗をかいて登校する子がたくさんいました。昇降口のミストを浴びてちょっとほっとする子どもたちでした。

さて、先週金曜日から、子どもたちは端末を持ち帰っています。家庭での学習の幅を広げる,学校での学習の幅を広げる、学校と家庭で学びをつなぐ、そんな可能性を見つけていけるよう、端末持ち帰りの試行校を受けました。保護者の皆様にはご理解とご協力をいただき、本当にありがとうございます。

 子どもたちの様子をご紹介します。先週、1年生は、自分の端末で作ったシートを先生の端末に送る、ということを学んでいました。名前を書いたり、絵をかいたり、思い思いに作ったシートを先生の端末に「送る」ことで、みんなのシートを共有することができます。自分のシートを大きなテレビに映すと、「あっ、私が送ったのが映った!」と嬉しそうでした。友達のをみても嬉しそうにしていて、共有することの楽しさ、うれしさを味わった1年生でした。

 今日、4年生の教室では、算数の勉強で端末を使っていました。今日の学習課題は「1Lよりも少ないかさを、Lで表す方法を調べよう」です。手元に図があるので、それを拡大しながら考えることができます。10つ分の目盛りがついていることを確認しながら、0,2と0,3の間にも10等分の目盛りがついているに違いないと考え、拡大して確認し、小数での表し方に気が付いていました。手元で拡大しながら試行できるので、「わかる」「できる」感覚で進めることができていて、納得しながら学ぶことの大切さを感じさせられました。

 6年生は「縮尺」の学習を行っていました。算数です。本郷台駅を地図でサーチし、拡大したり縮小したりしながら、画面の上に出てくる縮尺の印を確かめていました。すぐに消えてしまうので、ゆっくり操作しながら縮尺の印を確かめていました。自分のまちの駅を学習材としていましたが、身近なものから学ぶことで親近感がわき、納得につながる、そんな様子が見えました。一人ひとり手元で確認しながら学習を進めることは、やはり「納得する」ことにつながり、思考を整理したり、知識としてしっかり定着させたりすることができるのだなあと、子どもたちの姿を見て思いました。

 端末は、自分の学びのための「ツール」として活用できるようになってほしいと思います。「わかる」「できる」ということにつながる学びを、「こうしたい」と思うことを、端末を使って情報を集め、整理したり分析したりしながら考えまとめ、新たな知識を得たり、新たな思考を産んだり、そんな風に活用できる使い手になってほしいと思います。情報モラルを守り、「善き生活を創る」創り手として端末を活用する、そんな使い手になっていくことも願っています。