R3.10月19日(火)

 みなさん、こんにちは。今日は寒かったですね。秋からいきなり冬になったような、そんなお天気でした。

 さて、今日は5年3組の総合的な学習の時間のお話です。5の3では「ふろしき」を材に総合を進めています。名付けて「楽しく広げる!5の3ふろしきマスター~みんな笑顔でSDGS~」。風呂敷を結んだりつつんだりする活動を通して、いろんな包み方をマスターしたり、風呂敷という伝統文化や先人の知恵を実感したり、未来を見つめて自分の生活を見つめ直したりしながら豊かな生活を考えていく、というのがこの学習のねらいです。本当は9月のはじめに来ていただく予定だったゲストティーチャーのつつみ純子さん(風呂敷文化研究家)に、念願かなって、今日、来ていただくことができました。つつみさんは、「風呂敷を通じて日本の文化と知恵を広く伝えたい!」という思いをもって、学校、企業、公共機関など様々なところで活動していらっしゃいます。風呂敷のことをもっともっと知りたい!と思った子ども達が自分たちで探し出しました。だからでしょう。今日は、朝からそわそわ、ウキウキ、ドキドキしていた子どもたち。約束の時間を待ちきれず、校長室で控えてくださっていた堤さんを、ちょっと早めに迎えに来ました。やっと会えた!という子どもたちの気持ちが伝わってきました。

 教室では、子どもたちがこれまで調べた包み方を伝えたり、新しい包み方を教わったり、きれいに包むコツを教えていただいたりと、子どもたちはとても楽しそうに活動をしていました。何と、つつみさんも知らない包み方を調べている(マスターしている)子ども達もいて、つつみさんもびっくりしていました。

 質問コーナーではいろいろな質問がありました。質問にこたえる中で、こんなお話をしていただきました。「柔軟に考えるという意味の英語「フレキシブル」という英語がありますが、風呂敷も柔軟な発想でいろんな包み方を考えたり、風呂敷を通していろいろなかかわりを生み出すことができる、それを「フロシキブル」と呼んでます」、というお話。これには子どもたちも感嘆の声。また、「何かを始めると、それが2倍にも3倍にも広がっていくけど、何もやらないと広がってはいかない。何かを1回やって、それを2回、3回と続けていくと1×2、1×3、と増えていくけど、何もやらないと0に何をかけても0.広がってはいかないでしょ。」というお話。「風呂敷の魅力を広げたいとやり始めたことを続けていったら、いろんなつながりが出来て、いろんな広がりが出来て、5の3の子ども達ともこうして会うことができました」、というお話にも子どもたちは聞き入っていました。子どもたちにとって、とても素敵な出会いでした。風呂敷を通して、つつみさんとの出会いができた子どもたち。これからもいろいろな形でつつみさんとかかわっていけたら、子どもたちはもっともっといろんな発見や気付き、喜びなどを見つけ出し、生み出していくのではないでしょうか。楽しみです。5の3のみんな、今日はよかったね!!