R5.2月28日(火)

 みなさんこんにちは。今日は今年度最後の授業参観・懇談会の一日目でした。4年、5年、5678組の保護者の皆様、ご参観、懇談会への参加、どうもありがとうございました。子ども達の成長ぶりが感じられたのではないでしょうか。

 今日は1年生が国語で学習した「もののなまえ」を、お店屋さんを開くことによってメタ認知していくといった学習が行われていました。個別のものの名前とまとめた言い方の学習です。りんご、ばなな、みかん、ぶどう・・などをまとめた言い方にすると「くだもの」。簡単そうに見えますが、言葉の概念形成をしていく大切な学習です。6年生がお客さんとなり、買い物をしてもらいました。大好きな6年生にお客さんになってもらいたい、というのが1年生の思いです。6年生は、お店屋さんの1年生にいろいろと話しかけ、買い物をしていました。「ここでは何を打っていますか?」「はい。パンを売っています」「何パンがありますか?」「メロンパンにチョコパン、アンパン、クリームパン、クロワッサンもあります」といった具合です。1年6年の交流はいろんな場面で何度も重ねているので、1年生も安心して6年生に声をかけています。6年生もとても温かな雰囲気でお店屋さんを楽しんでいました。1年生との交流はこれが最後になりそうです。1年とのかかわりを通して卒業への思いを高めていく、そんな時間にもなりました。

 3年生の教室では1時間目から4時間目まで「そろばん教室」が行われました。珠算協会の方に来ていただき、そろばんを教えてもらいました。初めてそろばんを使う子もたくさんいます。玉のはじき方、指の動かし方など基本的なところから教わり、そろばんによる足し算、引き算、そして暗算も行いました。「暗算は、頭で計算するのではなく、そろばんを頭に思い描いて指の動きを思い浮かべながら計算するんですよ」と教えていただき、簡単レベルから徐々にレベルを上げて暗算にチャレンジした子ども達でした。

 計算機がすぐ答えを出してくれる世の中になりましたが、そろばんは、古くから日本で用いられている計算のための便利な道具です。そろばんを用いた数の表し方と計算に関わる数学的活動を通して、そろばんによる数の表し方や加法・減法の計算の仕方を知ること(知識・技能)、そろばんの仕組みに着目し、大きな数や小数の計算の仕方を考えること(思考力・判断力・表現力)を身に付けていきます。