R2.6月26日(金)

  みなさん、こんにちは。今日は午後からむしむしする天気になりました。でも、晴れた分、夕焼けがきれいでしたね。

 さて、きょうは、「なぜそこに!?パート2」をお届けするつもりでした。しかし・・・、残念なことになってしまいました。昨日、登校してくる子どもたちが、「先生、穴の中につばめの赤ちゃんがいるんだよ。ほら、鳴き声がするよ。」と声をかけてくれました。耳を澄ましていると、聞こえてきました。結構にぎやかな声です。「ピーピーピーピー」「ピーピーピピピピ」。子ども達と思わず顔を見合わせました。「ね、きこえるでしょ!あれだよ!」「ほんとだ!聞こえる!あれがつばめの赤ちゃんのなき声なんだね」「そうそう、穴の中でないてたよ、先生、見に行ってごらん」子ども達とそんな会話をした後、さっそく行ってみました。端から3つめの穴にいる、という情報も教えてもらっていたので、さっそく覗いてみました。真っ暗で最初は何も見えませんでしたが、子ども達と一緒に聞いたあの鳴き声が聞こえてきます。そしてじっと目を凝らしていると、、、。いました!いました!「なぜそこに!?」と思わず声に出してしまうほど、よくぞこの場所を見つけて巣をつくったなあ、と感心させられる場所でした。子ども達が教えてくれた「穴」とは、東門の下、竹やぶのところの学校の塀にある穴です。おそらく、竹やぶの斜面から出る水を流す役割を果たしているのではないか、と思われます。残念なことに、カメラを持っていなかったため、明日の朝撮ろうとしたのが運の尽き。翌日、校門で子どもたちを迎えていると、子どもたちがまた教えに来てくれました。「先生、つばめがいなくなちゃった・・。」なんということでしょう!見に行ってみると、本当にいなくなっていました。昨日はあれだけにぎやかに鳴いていたのに。何があったのでしょう・・。巣立ちが出来ていたのであればよいのですが・・。そう思いながら門にもどると、きのう鳴き声を一緒に聞いている時、目の前に咲いていた花を見て、子どもが「これはなんていう花なの?」と質問していたことを思い出しました。その花は今日も優しく咲いていました。花の名前は「ねむのはな」です。

 身の回りにあるものに心を寄せ、関わっていくと、心が動き、なぜだろうと考え、人とつながり、人と気持ちを共にするうれしさにつながっていく、ということを台小の子ども達に日々教えられているように思います。心を寄せ、関わることは、共に生きることや学ぶことの楽しさ、うれしさにつながっていくのだと、子どもたちを見て、そう思います。