R3.3月25日(木)

 みなさんこんにちは。今日は花曇り。でも、校庭の桜は暖かさでたくさん花が開きました。校庭の桜の木はとても大きな木で、台小のシンボルです。

 さて、今日は、3年1組が総合的な学習の時間に取り組んできた「石けん」が遂に完成したお話です。7月、3年1組は、コロナの感染防止のため、手洗いを一生懸命やっていました。そんな中、社会で勉強したのが「横浜市」の勉強。市を勉強する中で、開港以来初めて横浜で生まれたものについても勉強しました。そこで出会ったのが「せっけん」です。手洗いの大事なこの状況下、「みんなの役に立ちたい!」という思いと「石けん」がドッキングしました。そう、子どもたちは、自分たちで石けんを作ってみよう、そして、それを役立ててもらおう、という願いをもち、総合的な学習で活動を開始したのでした。いろいろな葛藤がありました。作り方を調べてようやく作った初めての石けんは、においが今一つ。また、固まりにむらがありました。そこで、いろいろ調べて「太陽樹脂」さんという名人に出会いました。石けんづくりのプロです。ここで、1組の子どもたちは自分達が作った石けんを見てもらい、もう少しこうしたいという思いを伝えました。すると、肌触りがよく、手をきれいに洗える石けんの成分について、太陽樹脂さんが教えてくれました。その成分には「かせいソーダ」もあり、安全に使うにはどうすればよいのか、6年の理科担当の先生に聞きに行くなど、問題を一つ一つ解決しながら、自分達が作りたい石けんにチャレンジしていきました。試作を繰り返し、作ったもの同士を比較し、一番いいと思ったものを、役に立てる石けんとして採用することにしました。形や大きさなど、使いやすさもいろいろ考えました。そして、ついに!完成!今日は、完成したせっけんを、先生方にプレゼントしに行きました。石鹸の名前は「えやき石けん」と言います。3年1組オリジナル石けんです。「えやき」とは、3年1組の学級目標で、「え」笑顔、「や」やればできる!、「き」協力の頭文字です。いいですね「えやき」!そして、できた石けんを「えやき石けん」とネーミングしたこともとても素敵です!子どもたちの大きな思いが詰まっています。

 今日もらった「えやき石けん」にはメッセージもついていて、こんなことが書いてありました。表面はこんなメッセージです。『3年1組の思い・・横浜で石けんは初めて作られたことと、今は大変な時なので、少しでも協力したいと思ったので、石けんを研究してがんばって作ったので、ぜひつかってください。』そして裏面にはこんなメッセージが。『◎用と・・手洗い ◎原料・・オリーブ油、ヤシ油、かせいソーダ、エッセンシャルオイル ◎生産者・・令和2年度3年1組  ◎肌に合わないときは使わないで、思い出として残しておいてください。』 子どもたちの思いのこもった石けん。もったいなくて使いたくないと思いましたが、役に立つ石けんが目的だったのでさっそく使わせてもらいました。渡しに来てくれた6人の子たちが見守る中、、手を水で濡らし、いざえやき石けんをてのひらでこすってみました。何と、あわだちがよい!何と、すべすべのかんかくがあって気持ちいい!何と、においがさわやか!何と、あわぎれがよい!そしてなんと!洗い流したあとがしっとり!とても使い心地の良い石けんに仕上がっていてびっくりしました。「苦労したかいがあったね」と子供たちに伝えると、大きくうなずく子どもたちでした。人の役に立ちたい,という思いをもった子どもたちの気持ちは本当に素敵です。温かい心が本当にうれしいです。そして、クラスみんなで、困難を乗り越えながら、一緒に頑張って完成させたチームワークも素晴らしいです。「えやき」の学級目標通りの石けんが完成しました。いいぞ3年1組!よくやった3年1組!