★6年3組の凧、駅前リビングに参加!
R3.3月9日(火)
みなさん、こんにちは。東門の桜の木の下には、フキノトウがたくさん花を咲かせていました。もうちょっと早く見つけていればフキノトウの天ぷらやふき味噌にできたかも!などと考えてしまいました。2年生の最初の教材が「ふきのとう」という物語なので、小さなビンに飾って2年生の担任に渡しました。子どもたち、なんて言うか、楽しみです。
さて、今日は、6年3組が栄区主催の「本郷台駅前リビング」に参加しました。自分達が作った凧を、駅前を通る街の方々に見ていただこうと、区役所に参加を申し込んだのです。参加したい思いを区役所の区政推進課の担当の方に伝え、打ち合わせをしていただき、そして実現しました。「駅前リビング」とは、「駅前広場を日常的に使いこなせると皆の毎日もきっと楽しくなるのでは?」という企画で、今年度区役所がチャレンジしている公開実験なのです。「皆の毎日が楽しくなるのでは・・」という駅前リビングの趣旨を子どもたちはキャッチ。「自分たちも、本郷台小のみんなも、まちの皆さんも、元気に明るく、きずなを大切にしながら未来に向かっていこうよ」、という子どもたちの願いを伝えるために、この場を活用させてもらおうと考えたのでした。
温かい日差しの中、グループごとに作った凧と、皆で共同作業しながら作った大凧(160㎝×160㎝)を飾り、来てくださった方々に子どもたちが凧の説明をしました。説明グループ、呼び込みグループ(品よく落ち着いて声をかけていました)に分かれ、約1時間、駅前で活動をした子どもたち。説明も呼び込みも、落ち着いて、笑顔で、相手を思いやった言葉遣いや挨拶をしながら伝えていました。授業で友達同士伝えあうのとは違い、実際の社会の場で話しかけたり説明したりするので、子どもたちはいろいろ迷ったり考えたりしたようです。断られた時にはどう対応するか、どんな言葉遣いで来てくれるように話しかけるか、相手を尊重する接し方ってどんな風にすればいいんだろう・・・、などなど。そこで、子どもたちはしっかりと事前にシミュレーションをしていきました。実際の場で伝える、という社会で通じる生きた国語の力、コミュニケーション力が必要になることを、子どもたちはひしひしと感じたようです。子どもたちにとって、とても大きな学びの場ともなりました。
凧の説明を聞き、まちの方はアンケートを書いてくださいました。いくつか紹介します。◆すばらしい意味のある凧で感動しました。これからも皆で力を合わせて楽しい思い出をたくさん作って、自分らしい人生を歩んでね!◆個性豊かな凧たち!元気がいただけました!!たくさんの方々と凧あげが出来る日が早く来ると良いなと思いました。◆皆さんがかいた手作りの凧に感動しました。私も年だし、がんばらなくっては!◆この大凧が空に舞うのを想像しただけで感動しました。私もその場所にいたかったです。大変だったと思いますが、よい思い出を作れてよかったですね。◆どの凧も力強くてきれいですね。売ってくれたらよかったなー。76歳ばあば◆一つ一つに子どもたちの考えや思いが感じられました。力を合わせて一つのものを作るって素晴らしいですね。中学生になっても頑張ってください。
なんて温かな言葉でしょう。子どもたちの言葉や振る舞いが、聞いてくださった皆さんに伝わったのだと思いました。3組のみんな、願いが実現できたね!自分たちが願っていたように、幸せを届けられたのではないでしょうか。みんなの周りには、みんなを励ましたり、共感してくれたり、感動してくださったりする方がたくさんいることも実感したのではないでしょうか。みんなが選んだ「絆」という文字が心をつなぎましたね。
今日は、今までお世話になった相模凧保存会の3人の方々も来てくださいました。なんと車で凧を運んでくださいました。ありがとうございました。そして、いつも着ている凧保存会の法被(はっぴ)を、子どもたちに着せてくださいました。「今日はお前たちの出番だ!」と言って。かっこいいなあ!
始まったころには区長さんも来てくださったそうです。もちろんタッチー君も登場!心に残る一日となった6の3の子どもたちでした。