R2.7月20日(月)

 みなさん、こんにちは。今日は朝からセミが鳴いていました。セミの声を聞くと、夏!という感じがします。夕方には「カナカナカナ」とヒグラシも鳴いていました。

 さて、きょうは朝からたくさんの生きものに出会った日でした。子ども達が来る前、まずは、クワガタの健康観察です。先週3年生の子どもからもらったオスの「ノコギリクワガタ」で、職員室で飼っています。潜るのが好きで、日中はほとんど土の中に潜っており、ちょっと土を掘って姿を確認すると、ノコギリをグワーッと開き、勇壮な姿(実は怒っている!)を見せてくれます。今日は桃のゼリーをあげました。子ども達が登校する前は、校庭の隅で、アリが自分の何倍も大きいもの(なにかは不明)をせっせと運んでいました。すごいパワーです。子ども達が元気に登校してくると、虫かごを持った子がいます。聞いてみると、近くでクワガタを見つけたとのことでした。しばらくすると、小さなカマキリを手に持っている子が登場。まだ赤ちゃんカマキリ、という感じでした。上手に手に持っています。もう、このあたりで、今日はよく虫に出会う日だなあ、と感じ始めました。またしばらくすると、「先生、セミが鳴いてるよ」と教えてくれる子が登場。耳を澄ますと、夏らしいセミの声が聞こえます。あの辺からよく聞こえてくるよ、とたくさん木のある方を教えてくれました。最後はびっくり!3年生が見つけた、「これから脱皮をしようとしているセミ」です。どこにいたと思いますか?池のガマの穂にいたのだそうです。そう、あのソーセージのようなガマの穂の茎で脱皮をしようとしていたそうです。3年生は、見つけたセミを教室に連れてきて、みんなで脱皮の様子を見たそうです。ところが、脱皮の途中でセミがひっくり返ってしまい、下になった方の羽が開かなくなってしまったのだそうです。自分の重みで羽が圧縮され、乾燥させることが出来なくなってしまったと思われます。3年生が下校するとき、すっかり乾いて茶色になったセミを、ガマの穂のところに持ってきていました。そこでその日のエピソードを聞きました。もといた場所の近くに戻した方がいいのではないか、と考えて連れてきたようですが、あしは動くものの体を移動することが出来ません。子どもたち同士でいろいろ考えていました。その後、子どもたちがどうしたのかは明日聞いてみたいと思います。ただ、教室で子どもたちはこんなことを話していたそうです。「やっぱり、生き物って、生まれるところには訳があるんだよ」と。モンシロチョウはキャベツの葉の裏に卵を産み、そこで幼虫→さなぎ→成虫になる、ということを学んだ子ども達の言葉だな、と思いました。臨時休業中、担任達は定点カメラで卵から成虫になるまでの様子を撮り(6月3日HP)、休業明け、子ども達に見せました。その時の感動や学習したことが生きた言葉だと感じました。