R4.6月8日(水)

 みなさんこんにちは。今日は、午後から雨、ということで、傘を持ってきた子も多くいました。関東地方、梅雨入りしましたね。

 さて、今日の朝会では、梅雨入りということで、傘立てでの心遣いについてお話をしました。斜めに入っていたり、丸めずに入っていたりすると、人のかさや自分のかさをいためたり、取り出すときに引っかかって骨が上がってしまったり、全体として取り出しづらくなり怪我につながることもあります。丸めてまっすぐに入れた傘立てと、そうでない傘立てを用意して、実際に取り出すところをやってみました。テレビ朝会なので、子どもたちは画面越しにその様子を見ました。やはり、斜めに入っていたり丸めてなかったりした方は、取り出しづらく、危うく傘が壊れそう、という状況です。きちんとまるめてまっすぐ入れた方はすっと気持ちよく取り出せます。傘立てはみんなで使うもの、自分のものと友達のものが一緒に入っているもの、自分もみんなも気持ちよく使えるように、とういう心づかいを大切にしていきましょう、と伝えました。梅雨の季節、傘立ては頻繁に使うものとなります。ちょっとした心づかいが、気持ちよい生活につながります。優しい気持ちで過ごすことにつながります。こういう場面を大切にしていきたいな、と思います。

 心づかいでもう一つ。台小の周りには、通学路で狭い道が案外多くあります。傘をさしてすれ違う時の心づかいが江戸時代から伝わっているよ、と「かさかしげ」の話をしました。江戸しぐさと言われる所作の中の一つです。それも実際にやってみました。かさとかさがぶつかってお互いに通れなくなる様子と、傘を斜めにしてすれ違う様子を見てもらいました。子どもたちよく見ていたようです。あるクラスでは、「ぼくは傘を上にしたり下にしたりして通れるようにしてるよ」という声もあったようです。お互いにぶつからないように気持ちのよい振る舞いを行っている姿ですね。素敵です。

 そうそう、朝会の後、6年生が傘立てのところに行っていたそうです。全学年の傘立てをみて、気持ちよく使えるように直してくれたようです。心を形に表そう、ということを大切にしている6年生。素敵だな、と思います。ありがとう。