R3.3月24日(水)

 みなさん、こんにちは。きょうはとても温かな春日和でした。

さて、今日は、きのう卒業した6年生が台小に残していったものをご紹介します。まずは、「ふわふわ言葉の壁かざり」です。家庭科の時間に作りました。学校に感謝の気持ちを込めたものを作るという課題で、子どもたちは、児童会活動や人権週間で取り組んだ優しいことば=ふわふわ言葉をなみ縫いで作ろう、と決めました。キルト風に全員の分を一つの大きなフェルトに縫い付け、タペストリーのように作り上げました。写真をご覧ください。共同制作です。これを校内に飾り、それを見て、台小のみんながたくさんふわふわ言葉を大切にできるように、という願いがこめられました。どこに飾ったらよいか、赤組(1組)、白組(2組)、青組(3組)の応援団長が相談に来ました。3人で校舎内を歩き、目につくところではるのにちょうどいいところを探しました。決めたのが、図書室前のスロープの一角です。ここなら、体育館に行くときや図書室に行くとき見てもらえそうだ、1年生でも見やすい高さになりそうだ、ということになりました。子どもたちが縫ったふわふわ言葉には「ありがとう」「ナイス」「さすが」「いいよ」「おつかれさま」「ドンマイ」「がんばれ」などなど、温かくやさしいことばが沢山ありました。優しい言葉があふれるように、という6年生の思いをぜひつないでいってもらいたいと思います。

 6年生の各クラスが総合で取り組んだことでも、思いを込めて残していきました。1組は染色した花のアレンジメントを。「花でみんなを元気に」を合言葉に笑顔を届ける活動でした。2組は水墨画コーナーを。自然を題材に水墨画で描いた世界は、不思議に落ち着いた気持ちになれます。また、見る人の想像力をかき立て、豊かな気持ちにしてくれます。3組は「絆」の一文字を入れた大凧を。人とのつながりの温かさや大切さを実感した子どもたちが選んだ言葉が「絆」でした。台小みんなの絆、まちの方との絆、いろいろな絆をずっと大切にしてほしい、という願いが込められています。

 こうしてあたたかい「校風」が引き継がれていくのですね。6年生の子どもたちの思いは、来年度、必ず受け継がれていくことでしょう。見ることで心が動く何気ない「環境」は、実は心を豊かにするとても大切な環境です。大切にしていきたいと思います。あらためて、6年生、ありがとう!

 最後に。今日はどのクラスも大掃除を行いました。来年使う人たちに気持ちよく使ってもらおう、という気持ちで、床を磨き、桟や棚の上を拭き、どのクラスも協力して手際よく行っていました。