R2.6月4日(木)

 みなさん、こんにちは。今日も暑い一日でしたね。ときどき吹く風が肌に気持ちよかったです。

 さて、きょうは、1年生が、ついに三橋農園に植えたトウモロコシとご対面をすることができました。「夏休み前に子ども達が収穫できるように、今タネをまいた方がいいよと」、三橋農園の三橋さんに教えていただいて、1年生の担任がトウモロコシのタネをまいたのが4月21日でした。(4枚目、5枚目の写真)

 それから1か月半、学校再開4日目に、1年生はそのトウモロコシに会いにいきました。三橋さんは、子ども達に、「コロナでお休みの間、トウモロコシは畑でみんなのことを待っててくれました」と話し、「実がいっぱいつまったおいしいトウモロコシにするために、1本立ちにするといいんだよ」と教えてくれました。3粒ずつまいたタネはすくすくと伸びていました。でも、そのままだと実がつまったトウモロコシができないということに、子どもは「そうなんだー」と納得。「背が大きいのと小さいのと、どっちを切ったらいいとおもう?」という質問には、「小さいほう」「大きいほう」と、両方の意見が出ました。「なぜ大きいほうを切るといいと思ったの?」と三橋さんに聞かれて、「小さい方が大きくなるように」と答えていました。小さいものへのやさしい気持ちが感じられ、心がほっこりしました。

 大きいほうを残して小さい方をハサミで切り、自分のトウモロコシと分かるように自分で名前を書いた竹の棒を差し(本郷台小の竹やぶの竹を技術員さんが切って、名札になるようにう作ってくれたものです。写真7枚目))、切った(間引いた)トウモロコシを担いで、学校に帰りました。おうちの人に見せたいなあ、という子がたくさんいました。

 4枚目の写真は、切り口のにおいをかいでみた子どもが、「あ、とうもろこしのにおいがする!」「切ったところからつゆがでてる!」といった時の写真です。本当にトウモロコシのにおいがしました!中の水分は、とろりとしていて、さわらなければ味わえない感触でした。体験を通すということは、いろいろな感性がフルに動くということなんだなあ、と子ども達の様子を見ていて思いました。生活科や総合的な学習、行事など、子どもが心と体をフルに働かせて味わう体験的な学びは、子どもにとってなくてはならないものです。こうした体験的な学習も大切にしながら、子どもたちの学びと育ちを紡いでいきたいと思います。