R5.2月8日(水)

 みなさんこんにちは。トンボ池の梅もちらほら咲きだしました。白梅です。もう少しするとメジロが来るかもしれません。楽しみに待っていようと思います。

 さて、今日の朝会で「ピンクシャツデー」のお話をしました。「いじめストップ!」ワールドアクションとして行われているものです。2月はピンクシャツデー月間として毎年伝えている話題です。この活動が始まるきっかけになった物語があります。2007年、カナダのハイスクールで9年生(中学3年生)の男子生徒がピンクのポロシャツを着て登校してきたところ、男子なのにピン宇を着ている、とからかわれ、いじめにあい、耐えきれずにその生徒は帰宅してしまいました。その出来事を聞いた上級生の二人が「ぼくらもピンクのシャツを着ていじめをストップさせよう!」と提案しました。その日の放課後、ディスカウントストアに行き、75枚のピンクにシャツやタンクトップを買い、友達に呼びかけ、賛同した生徒たちがピンクのシャツや小物を身に着けて登校し、校舎はピンク色に。二人が呼びかけた人数よりもはるかに多く、数百人もの生徒たちがピンクのものを身に着けて登校してきたのでした。それ以来、いじめはストップし、その学校でいじめを聞くことはなくなったそうです。「いじめストップ」につながるアクションでした。

 以降、2月最終水曜日をピンクシャツデーとし、世界180か国以上のワールドアクションになっています。神奈川県も「ピンクシャツでーin神奈川」として、毎年2月を「ピンクシャツ月間」とし、いじめストップを意思表示するアクションを行っています。朝会では、このエピソードを伝えた後、校舎内にポスターがたくさん掲示してあるので読んでみてほしいということ、そして、「色でもなんでも、自分の好きなものを好きといえる本郷台小でいたいよね。自分の好きなものを大切にするのと同じくらい、周りの人が好きなものを大切にする、ここが一番大切だと思います。」というメッセージを伝えました。いじめや偏見、差別でまわりの人が悲しんだり苦しんだりしないように、相手の考えを受け止めるひろい気持ちと思いやりを大切に、温かく、優しく育ってほしいと願います。