R3.3月12日(金)

みなさん、こんにちは。冬の間、花ボラの皆さんが植えてくださった春の花が花壇をにぎやかに明るく彩り始めました。1年生が植えた幼稚園・保育園・特別支援学校・小学校でおそろいの「なかよしチューリップ」もつぼみが膨らみ始めました。

さて、今日は、児童会活動の「6年生を送る会」が行われました。今年度は集まって行うことができないので、各学年がビデオに撮ったものをテレビで流す、という方法で行いました。運営委員会が中心となり、放送室で司会進行を務めました。

はじめに、4年生が、6年生一人一人に手作りの「ありがとうのおてがみ」を渡しました。次に各学年からの出し物です。1年生は、運動会で踊ったドラえもんのダンスに「6年生ありがとう」の言葉を散りばめながら体育館いっぱいに広がって踊りました。その姿に、6年生は「おおー!」「かわいい」と言いながら見ていました。いつも1年生を気遣いながら接してくれていた6年生のことを1年生は大好きになりました。その気持ちが踊りと言葉に現れていました。2年生は、やはり運動会の応援歌を「6年生ありがとうバージョン」に変えた替え歌で気持ちを伝えました。替え歌がぴったりメロディーにはまっていて、見ていた6年生は「すごい!ぴったりだ!」と感心しながら聞いていました。「フレーフレー6年!」3年生はリコーダーのプレゼントを行いました。体育館にいっぱいに広がり、今年度初めて習ったリコーダーで「ブラックホール」という曲を演奏しました。しっとりした曲で、6年生への感謝の気持ちが伝わりました。曲の合間に人の絵文字を作りました。出てきた文字は「かんろく」。6年生の合言葉です。4文字が並んだ時、6年生は嬉しそうに「おおー、すごい!でた、かんろく!」と言いながら画面を見ていました。4年生は、校舎内外のいろいろな場所に立ち、6年生への感謝の気持ちを伝えました。6年間慣れ親しんできた場所を見てもらい、台小を忘れないでいてほしい、という思いを込めました。「あ、台小農園だ!」「あ、体育館だ!」など、それぞれの場所が映るたびに懐かしそうにしていました。5年生は、運動会で一緒に踊った「ソーラン節」を力強く踊って、「6年生のあとは、ぼくたち、私たちにまかせてください!」と伝えました。6年生の迫力に圧倒され、伝統を受け継ごうと頑張って覚えたソーラン節を、5年生は見事に踊り切り、6年生も、その力強さに感嘆の声をあげながら見ていました。クラブや委員会ごとの感謝の言葉もありました。休み時間に集まり、短い時間で感謝のメッセージを考え、録画し、伝えました。心のこもった温かい映像に、6年生もうれしそうでした。

最後は「お別れ行進」です。学校中の廊下に1年生から6年生までが並び、音楽が流れる中、6年生はその「花道」を行進しました。自分たちの前を通るときは拍手を贈り、また、ところどころに設置した3年生手作りの花のアーチをくぐるときは、ひときわ大きな拍手を贈りました。全校で集まれなくても、本当に心込めて6年生を送ることができた「6年生を送る会」でした。6年生が普段から見せてくれた優しさやリーダーシップを、1年生から5年生までの子どもたちはしっかりと覚えていました。最後の最後に、運営委員会の児童が「終わりの言葉」を伝えると、6年生の教室では「ありがとうございました」という言葉が自然に溢れました。気持ちが通じ、伝わり合った素敵な「送る会」でした。