R3115日(金)

みなさん、こんにちは。今日は曇りの一日、という予報でしたが、雲の切れ間から青空がのぞく空模様でしたね。

さて、今日は、4年生が上郷自然観察の森とはまぎん子ども科学館に校外学習に出かけました。本来であれば上郷森の家に泊まる宿泊体験学習でしたが、緊急事態宣言が発令されたため、活動内容を検討しなおし、行き先の状況や感染防止対策も再確認し、日帰りに変更して実施しました。子どもたちもこまめな手洗いや消毒を徹底し、密を避けて行動する、バスや昼食時は会話をしない、顔を触らないなど、意識を高くもって行動することができました。子ども科学館は台小の子どもたちだけでしたので、広々とした中で体験することができました。全員軍手をし、グループ行動で館内をめぐりました。面白いこと、不思議なことがたくさんあり、本当に楽しそうでした。プラネタリウムも横浜の今日の星空のお話とスクリーンで、とても面白く、圧倒されました。プラネタリウムの席は二人おきに座る、スタッフの方が子どもたちをしっかりと見守ってくださる、あらゆるところに消毒が置かれている、密にならない注意喚起の言葉がいろいろなところにある、など、科学館の対応もとても細やかな配慮がなされていました。

上郷自然観察の森では、コースの中に5つのミッションがあり、探したり、試したり、においをかいだりしながらグループで進む、というネイチャーゲームを行いました。4年生がこれまで学習でお世話になってきた自然の達人、自然のプロフェッショナルである山田陽治さんのプログラムです。地域の自然の達人、河本さんも来てくださり、冬でもこれだけ自然が楽しめる!という経験をすることができました。見る、聞く、嗅ぐ、触る、心で感じる、という感覚をフルに動かしてチャレンジしよう、という山田さんのお話からスタート。教員もそれぞれのミッションの場所につき、子どもたちと感動を共にしながらミッションを出題する、という気持ちで配置につきました。コースの中の山田さんのミッションは、草笛でした。見つけた細長い葉で草笛にする、というミッションに、子どもたちは大いに興味をそそられ、音が鳴ると大喜びでした。また、河本さんは、午前中、いたち川に行き、(いたち川の源流は上郷自然の森の中にあります)貝や魚を捕まえ、水槽に入れてコースの途中に「ミニ水族館」をつくってくださいました。子どもたちは川には行きませんでしたが、いたち川の源流を、生き物を通して感じることができ、とても喜んでいました。

ゴールをした子どもたちの表情はとても満足気で、ゴールおめでとうの花丸をもらうと、「楽しかった!」「いっぱい見つけた!」「草笛できた!」などたくさんのうれしそうな言葉を伝えてくれました。「見つけた宝物をかこうカード」には、子どもたちが心動かされたものを熱心に書いていて、充実した活動だったことが分かりました。最後に山田さんから、「いろいろな力がありますが、宝物を発見できる力はとても素晴らしい力だと思います。そして、とても大切な力だと思います。これからも、生活の中で、自然の中で、宝物をいっぱい見つけてください」という言葉をいただきました。大きくうなずいていた子どもたちでした。