R4.6月9日(木)

 みなさんこんにちは。アジサイが日に日に花を咲かせています。水色にピンク、本当にきれいです。

 さて、今日は、1年2組さんの学校たんけんのお話です。2組の子どもたちは、たんけんの中で「ぐるぐるはっぱ」をみつけました。葉っぱと茎をぐるぐると縛ってある葉っぱです。中庭やトンボ池のところの花壇で見つけたようです。子どもたち、初めて見る葉っぱのその姿に?がいっぱい!「これはどうしてこんなふうにグルグルにしてあるんだろう」という疑問をもった子どもたちは、だれに聞けばよいか考えました。「このまえ、青い人が中庭でお仕事してた。だから青い人に聞いてみよう!」青い人ってと思いますよね。青い人というのは、実は技術員のことなんですが、このころ、子どもたちは、技術員さんの名前をまだ知りませんでした。いつも青い作業着を着てお仕事している、というので「青い人」と呼んでいたのでした。ちょっと脱線しますが、子どもたち、青い人が廊下の床を直していたり、トイレの掃除をしていたり、草取りをしていたり、といろいろな場面で見つけていました。青い人たちはどんな人なんだろう・・。そんな疑問も持ち始めていました。グルグル葉っぱを青い人に聞いてみよう、ということになり、そこで、技術員と直接かかわり、名前を聞句ことができました。そこで教えてもらったのは、「ぼくたちが葉っぱをぐるぐるしたんじゃないんだよ」ということでした。「え~、じゃあ、いったい誰がやったんだろう。」とまたまた謎を解明するのに危機に回った子どもたち。校長先生に聞いてもわからない、保健室の先生に聞いてもわからない、副校長先生はわかるかな、と副校長先生のところに行くと、花壇の手入れをしているんは「花ボラさんだよ」と教えてもらうことができました。「花ボラってなあに?」ということで副校長先生にまたまた教えてもらい、学校にいつ来ているのかを尋ねました。すると、毎日来ているわけではない、ということが判明。子どもたち、何日か花ボラさんを見つけに学校の中を探し求めました。しかしい出会うことができず・・。そこで、今度いつ来るかを教えてほしいと副校長先生に頼んだ子どもたち。今日、1時間目に副校長先生がクラスに教えに来てくれました。そして、なんと、「今日の10時」に学校に来るとのこと!「いかなきゃ!」と子どもたち。時計を見ながら10時にトンボ池の花壇のところに行くと、いらっしゃいました。花ボラの皆さんが!そして、ついに「グルグル葉っぱのことを知っていますか」と聞いた子どもたち。「知っていますよ」と答えに目がきらり!そして「どうして葉っぱをぐるぐるにまいたんですか?」ということを聞きました。答えは「球根を太らせるため」とのこと。花が終わってから、葉っぱがお日様の光を浴びて、土の中にある球根を大きくするんだそうです。その球根はまた花を咲かせることができるのだそうです。グルグル巻くと、ここに球根があるよ、という目印になり、そして、そうしながら来年花を咲かせる球根を育てていたんだそうです。丸めていたのはチューリップや水仙の葉っぱでした。子どもたち、納得!!!そうだったのか!と、習いたての字で、一生懸命それをメモしている子どもたちでした。

 そのあと、花ボラさんたちが、ヒマワリの種を植えるために草取りをする、ということを聞き、自分たちも手伝いたい、とみんなで草取りを始めました。一緒に草取りをしながら、花ボラさんたちとかかわることができた子どもたちでした。「上手に草が抜けたね」「この葉っぱは抜いてもいいんだよ」と教えてもらったり、ひまわりは3年生がタネを植えるだって、と花ボラさんから聞くと、「ぼくのおにいちゃん、3ねんせい!」と嬉しそうにしている子もいました。

 自分たちの疑問を解決するために、いろんな人たちとかかわり、そこで気持ちをつなぎ、学校に親しんでいく姿を見ることができました。花ボラの皆様、子どもたちを温かく迎え、教えていただき、一緒に活動していただきありがとうございました。こんなふうに、人とかかわりながら、学校に親しみ、安心し、自分からかかわりをもてるようになっていく子どもたちです。たくさんの人の温かさに包まれて子どもたちは育っています。