R5.4月17日(月)

 みなさんこんにちは。今日は、先週金曜日に行った避難訓練の様子をお届けします。今年度も、火事、地震、不審者対応などなど、バージョンを多様にした避難訓練を行っていきます。子どもたちの様子を見る機会はあまりないと思いますので、時々お伝えしますね。

 本年度第1回目の避難訓練は、震度5強の地震を想定した訓練でした。震度5強はかなり強い揺れです。子どもたちは発災と同時に机の下にもぐり、頭と体を保護。揺れが収まると、学年主任が避難経路を確認しながら第1次本部の職員室に報告に来ます。階段、廊下、部屋、トイレ、台小農園など、あらかじめ分担してある確認場所の報告を行います。負傷者がいるかどうかも報告です。今回は、赤階段が使えない、という想定にしていましたので、そのような報告をが行われました。負傷者は数人。2つの学年にいましたが、歩行は可能、ということでした。全体の避難指示は、赤階段を使わず、緑階段、酢ループ、非常階段を使って校庭に避難すること。負傷者は担任補助の元、自力歩行で避難すること。この時放送機器は使えない、という条件にしていましたので、学年主任が伝達し、避難するという方法をとりました。校庭を第2次本部として設定。校庭への避難開始です。校舎からなるべく離れた鉄棒前に整列です。きた順に真ん中から並んでいきます。台小の子どもたちは、今年度初めてにもかかわらず、静かに、落ち着いて校庭までの避難を行うことができました。「お・か・し・も」の約束は園でも教わってきている子が多く、1年生はその体験が学校でも活きいたようです。校庭に集合すると、人数を各クラスで確認。担任が副校長先生に報告です。全員の安否が確認されるまで、子どもたちは黙って待ちます。いつ何時、別の情報が入るかわからないからです。情報を得るということは、どこにどう避難すればよいか、今どんな行動をとればよいかを判断するとても重要なことです。命を守る行動に直結します。

 全員の無事が確認され、安全部による話、校長の話となりました。クラスがかわり、教室の場所も変わったため、避難経路が昨年までと違っていたことを事前学習していた子どもたちは、あわてることなく、冷静に、避難する経路を自分でも考え、避難してくることができました。「お・か・し・も」の約束もこれまでと変わることなくできていました。災害時はあわてるものです。それを理解し、冷静に、自分で考えて命を守る行動がとれるようにすること。人に付いていく、ではなく、自分で考えて行動がとれるようにしておくこと。教職員と子どもたち、みんなで力を合わせて一人ひとりの大切な命を守っていくこと。そんな話をしました。今年度も訓練を重ね、いざという時に命を守る行動を自ら考え、判断し、実践できるような力をつけていきたいと思います。子どもたち、とても上手に避難できました。1年生も、まだ入学して6日目にもかかわらず、落ち着いて避難することができました。すばらしい!2年生から6年生までの様子が伝わる、それをまねる、そうしたこども同士の学び合いも大切にしていきたいと思います。

 (今日は写真を取ることができませんでした。ごめんなさい。)