R2,9月10日(木)

 みなさん、こんにちは。今朝は蒸し暑かったですね。東門の子ども達は、汗をかきながら階段を登ってきていました。登りきると、階段の上は風が吹いていて、心地よさにほっとしている様子でした。

 さて、今朝、手のひらにそっと、大事そうに何かを持っている子がいました。合わせた手のひらの隙間から見えたのは、アゲハチョウでした。羽が少し動いています。つかまえたのか聞いてみると、とても弱っていたので連れてきた、とのことでした。子どもの手のひらは、アゲハチョウの羽に触れるか触れないかの微妙なところで閉じていて、大切に連れてきたことが子どもの手のひらの緊張と優しさが相混じった様子から伝わってきました。どうするか考えてみる、と言いながら教室に入っていきました。

 今日は蝶の話題をもう一つ。先日、4年1組の総合的な学習の時間に地域の河本さんが来てくださいました。自然の生き物にとても詳しい方です。いたち川にも詳しく、4年1組の総合のゲストティーチャーとして、これからもぜひ来てほしいと、子ども達からラブコールが起こっています。その河本さんから教えていただいたことです。

 蝶は、種類によって卵を産む植物が違うそうです。先日、ある葉っぱについた蝶の卵を見つけたと、2ミリぐらいの卵が付いた葉っぱを河本さんが持ってきてくださいました。これは「アオスジアゲハ」の卵なんですよ、とおっしゃるので、卵を見ただけで蝶の種類が分かるのかとびっくりしたところ、植物を見れば何の蝶の卵かわかる、とのこと。確かに、モンシロチョウはキャベツ、アゲハチョウはミカンやゆずなどの柑橘系の植物に卵を産みます。クスノキには「アオスジアゲハ」が卵を産むそうです。ちょうど今の季節が羽化する時期だそうです。実は台小でも、東門を入ったところに大きなクスノキがあります。今朝、アゲハチョウを見る前、なんと、2匹の「アオスジアゲハ」がクスノキのところから飛んできました!ひらひらと門の上をとび、またクスノキの方に飛んでいきました。「あ、アオスジアゲハだ!カメラ、カメラ!」と思ったら、カメラは持って来ておらず、あ~、残念!しまった!!でした。エメラルドグリーンのすじの入ったとてもきれいな蝶です。クスノキの周りを要チェック!今度見つけたら、カメラにぜひおさめたいと思います。皆さんも、ぜひ、「クスノキ」をチェックしてみてくださいね!アオスジアゲハに出会えるかもしれません。