R4.7月7日(木)

 みなさんこんにちは。今日は七夕ですね。昇降口のところに飾った笹には、たくさんの願い事の短冊がかけられていました。ステキな願い事、かわいい願い事、なるほどと思う願い事がたくさんありました。願いが届きますように!

 さて、今日の給食は、七夕にちなんだメニューでした。「すましそうめん」がそれです。日本には昔から七夕の日にそうめんを食べる習慣があります。ゆでたそうめんが天の川に似ていることや、織姫が機織りにつかう糸に似ていることから食べられるようになったといわれています。また、七夕にそうめんを食べると大きな病気にかからない、という言い伝えもあります。食に願いを込めて、また、食で季節を感じて行くというのは、なんて豊かな文化なのかと思います。おいしかったですよ!

 さて、もう一つ、季節の食材として今日登場したのは「えだまめ」です。台小では、鎌倉で生産されたエダマメを注文し、今日の給食に出しました。そのエダマメですが、なん、1年生がさや取りをしてくれました。なぜかというと、学校探検を通して、自分たちのためにいろいろなことをしてくれる人、支えてくれる人がたくさんいることに気付いた1年生が、ありがとうの気持ちを伝えたいな、何かできることはないかなあ、と考えたからなのです。給食の調理員さんや栄養士の先生、給食室で働いているみなさんを探検インタビューし、暑い中、500人分もの給食を毎日作ってくれることに感動した子ども達。子どもたちのために、という給食室の皆さんの気持ちも知って、自分たちにできることをいろいろ考えたのでした。残さず食べること、食器をきれいにして返却すること、牛乳が飲めるように少しずつチャレンジすること、返却するときはきちんとかごに入れて返すことなど、いろいろと考えました。その中で、何かお手伝いできることはないかも考えました。それを栄養士の先生に伝えると、それならば、とエダマメのさや取りのお手伝いをしてほしい、と1年生に提案してくれました。答えはもちろん「やる!やる!」です。そして今日。1時間目。給食に間に合うように1時間目からお手伝い開始。子どもたち、みんな真剣です。みんなが食べる食材ですから、責任重大です。調理員さんたちが、毎日そんな風に考えながら給食を作っていることを、さや取りを実際に体験することを通して実感した子どもたちです。自分たちのために、一生懸命、美味しくできるように、丁寧に仕事をしていること、暑い中でも毎日作ってくれていることが、体験をすることによっていっそう理解できた子どもたちでした。学校には、自分たちを支えてくれる人がたくさんいること、そのおかげで安心して生活できることを、学校探検を通して学んだ子どもたち。そしてもう一歩。安心できる學校、楽しい学校にするために自分たちにもできることがある、やっていこう、ということに気付き、実際に行動に移している1年生。その姿に大きな成長を感じます。

 1年生の子どもたちの思いと、給食室の皆さんの思いがたっぷり詰まったエダマメは最高においしかったです!