R6.3月1日(金)

 みなさんこんにちは。今日は素敵な贈り物が5年生に届きました。新大船幼稚園の年長さんからです。2月15日に、5年3組が総合で取り組んでいる「ゆるスポーツ」で、小さい子もみんな楽しめるゆるスポーツを考え、一緒にやろう!と年長さんに声をかけたのでした。このゆるスポーツの名前は「台小あどべんちゃー」。子どもたちが家から段ボールを集め、体育館に迷路を作り、その迷路に潜む鬼をかわしながらゴールに進む、という楽しみながら体を動かすゆるスポーツです。しかも、ランドセルを背負う、という負荷がついています。ランドセルのアイディアは、来年1年生になる年長さんに、楽しさの中でランドセルに慣れてもらおうという5年生の気持ちがこもっています。

 汗をかきながら、ハラハラドキドキしながら、鬼がいるよ!と教えてくれる5年生の声を聞きながら、笑顔いっぱいになって楽しんでくれました。また小学校にきたい!という言葉が年長さんからたくさん出ていたと、園に帰った年長さんの様子を園の先生が教えてくれました。5年生も、年長さんが、自分たちが思っている以上に楽しんでくれたことに、とてもほっとし、うれしい気持ちでいっぱいだったようです。ゆるスポーツについて、どんなことを大切にしたいか、ということをゆるスポーツYOUTHの松本さんから教えてもらった5年生。自分たちで考えたオリジナルのゆるスポーツを通して、自分たちより小さい子たちが楽しんでくれる、一緒に楽しい気持ちになれる、一緒に体と心を動かすことができる、そうしたうれしさや達成感を実感したのではないでしょうか。

 園に帰った後、「楽しかったから5ねんせいのおにいさん、おねえさんにお礼を伝えたい」、と年長さんが一人ひとり、5年生に向けてメッセージを書いたそうで、それを園の先生が、放課後学校に持ってきてくださいました。一人ひとり、一生懸命、自分の気持ちを伝えようと書いたひらがながとっても素敵なんです。子どもたちの気持ちがその文字から伝わってくる、そんなメッセージでした。来週月曜日、担任が子どもたちに紹介するそうです。どんな反応が返ってくるか楽しみです!自分たちの行動が人を楽しい気もちにすることができる、前向きな気持ちにさせることができる、そして自分たちも元気になれる、そんなゆるスポーツの魅力をまたまた考えることができるかもしれませんね。

 そうそう、2月7日に1年生と年長さんが交流した後も、年長さんが1年生にメッセージを書いて贈ってくれました。気持ちを伝えたいとき、表現するツールとして字を使いたくなる、その意欲が、文字への興味、書くこと・伝えることのうれしさとともに、文字を覚えたくなることにつながっていくのだと、年長さんのメッセージを見てそう感じました。覚えたくなる、その意欲が文字を覚える原動力になり、それを活用する力になっていくのだと思います。