R5.1月13日(金)

 みなさんこんにちは。今日は3年生と5年生が体育館で書き初めを行いました。3年生は習字での書き初めは初めてです。書いた文字は「友だち」。大きな字で堂々と書くことができました。5年生は「新しい風」。気持ちは晴れやかになる言葉ですね。4階の廊下の両側に貼りましたが、そこに冬の午後の風が流れてきました。まさに「新しい風」!という感じの清々しい風が通り抜け、素敵な風の道ができていました。

 さて、昨日の話になりますが、今年初の避難訓練を行いました。4月から数えると8回目になります。今回は、地震から火災発生という設定で行いました。その様子をお届けします。

 2時間目の終わりに震度5強の地震が起こった想定で放送が入り、子どもは静かに、素早く、机の下に入って身を守りました。その後、揺れがやみ、子どもたちは静かに椅子に座り、次の避難についての情報を待ちました。この時点で放送は使えなくなりました。学年主任が避難経路確認をしながら職員室に集まってこようとした時、職員室後方の廊下付近で火災発生。コンセントからのショートによる発火です。職員室にいる職員が発見し、「火事だ!」とまわりに大声で知らせ、それを聞いた職員が「初期消火します!」と近くに設置されている消火器で消火。火は消えましたが、消火器の泡で赤階段は使えず、緑階段とスロープを使った避難経路を確認。学年主任が学年の先生方に伝達し、子どもたちはその指示を聞き、校庭に避難しました。といった避難訓練でした。子どもたちの半分くらいは、「火事だ!」という声が聞こえたそうです。奥の部屋は聞こえなかったようです。子どもたちは、火災が起こっている様子は見えていないので、校庭に集まった時に、どこでどんな原因で火事が起きて、どんなふうに消火したか、どんな避難経路が安全かをどう判断したか、ということを伝えました。子どもたちは、うなずきながら、よくお話を聞いていました。地震の時に火災が発生する確率はとても多いので、たとえ見えなくても、そういうことも想像できるようになり、命を守る行動がとれるようになってほしいということも伝えました。

 「お・か・し・も」(おさない、かけない、しゃべらない、もどらない)の約束は、毎回とてもよくできている子どもたちです。校庭に集合し、先生方が人数確認と報告をする間も、静かに待っていることができます。いつ、どんな状況になるか、どんな新しい情報が入るかわからないので、情報をキャッチできるように静かにしている、ということも、子どもたちの中に浸透していることを感じます。1回1回、設定を変えながら、様々なバージョンで避難訓練を行っています。いざという時、自分の命を守る行動を、考え、判断し、行動できるよう、月に1度の避難訓練をこれからも大切に積み重ねていきたいと思います。