R6.2月22日(木)

 みなさんこんにちは。今日は6年生の「巣立ちの会」がありました。自分たちの成長を感謝の気持ちを伝えたい、という6年生の思いのこもった素晴らしい会でした。保護者の方々、地域の皆さん、職員が見守る中、子どもたちは、今年度頑張ったこととしてそれぞれのクラスの総合の取組を動画にとって発表したり、一人一言でこれからの決意や感謝の思いを伝えたり、音楽で学習した合奏を披露したり、最後に届けたい歌を合唱で披露したりしました。

 総合の発表では、1組が駅前商店街50周年を盛り上げる動画づくりを通して、商店街の人たちの温かさにふれ、まちを盛り上げていこうとする商店街の皆さんの気持ちや取組に感動したこと、自分たちもまちを作っていくためにできることをしたいという思いを持ったことなどを、様々な課題や本当にできるだろうかという不安を乗り越えて創り出した動画づくりのプロセスとともに伝えました。2組は、まちとかかわり、まちを元気にしたい、小学校最後の総合で達成感を味わえるような取り組みをしたいという願いのもと、スクラッチアートを通してそれを実現していこうと話し合って決めたプロセスと、その後、区役所と一緒にスクラッチアートで栄区内の公園や川沿いの樹名板づくりに取り組んだことを発表しました。

 一人一言では、小さかった時の写真を映し出しながら決意や感謝の気持ちを伝えました。堂々とした発表に胸をうたれました。

 合奏は「LOVE」という曲を発表。1組、2組がそれぞれ授業で考えた演奏の仕方や工夫をもとに、1組バージョン、2組バージョンを6年生全員で演奏しました。それぞれのクラスの工夫を味わいながらの合奏はとても素晴らしかったです。また、リズミカルな曲なので、手拍子を打ったり、体をスイングさせたりと、楽しそうにみんなで演奏するパフォーマンスがとっても素敵でした。最後に歌ったのは「伝えたい言葉」という歌です。この曲は、音楽に時間にみんなで決めたそうです。歌詞が、自分たちが伝えたい気持ちにぴったりだということで決まったようです。合唱は圧巻でした。天使の歌声を大切にして6年間歌ってきた子どもたちのハーモニーは、息もぴったり、互いの音を聞きあいあながら生まれる調和が素晴らしかったです。

 「伝える」ということは一方的に伝えることではなく、相手の心に届いて初めて「伝える」ことができたといえること。そのことを心にとめて練習してきた子どもたちです。思っていることを形としてどう表すか、どう相手に届けられるか、子ども達は試行錯誤しながらそこにチャレンジしてきました。また、「みんなで創り出す」ということも意識して練習してきました。内容もそうですが、同じ思いをもち、動きやそろえるところ、伝えたい言葉など、自分たちで考えながら創り出していきました。こうした子どもたちのプロセスと今日の素晴らしい発表はどこから生まれたか。それは「本気」の思いを子どもたちが持ったからだと思います。本気の思いをみなで実現するために何が必要かを、一人ひとり考えて臨んできた、その姿勢と心持ちが今日の姿を生んだのだと感じます。

 今日を一つの節目として、次はいよいよ卒業式です。巣立ちの会で成し遂げたことを糧に、卒業式も思いをしっかり形にすることができるよう取り組んでほしいと思います。そうした取組が自分の成長と感謝の思いを自覚化することにつながり、一人一人の中にしっかりと刻まれることになるのだと思います。後17日で卒業です。最後まで頑張れ!6年生!応援しています!

 地域を代表して、地域コーディネーターの松尾さんに温かい言葉をいただきました。ありがとうございました!