R3.11月30日(火)

 みなさんこんにちは。今日はかがやきステージ5日目。最終日でした。様子をお届けします。

【4の1】4年1組はの総合は「しあわ紙」。笑顔にできるもの、協力して作れるものという視点から考えて、みんなで和紙(紙つくり)を作ろう、ということになったそうです。もともと紙は植物を原料にして作ることは子どもたちも調べていましたが、分散登校もあり、しょくぶつを育てる時期を逸してしまいました。 そこで考えたのが牛乳パックです。再利用すれば紙を作れる、ということを調べた子どもたちは、紙すきの道具を学校中探して見つけ出し、それを使って紙(子どもはしあわ紙と命名)作りを始めました。そんなに簡単に思い通りの紙が作れないと分かった子どもたちは、中村さんという地域の紙づくり名人に出会いました。名人にコツを教えてもらい、少しずつ思い通りの紙に近づいてきています。子どもたちは、和紙の魅力も調べていました。その中に、「自分の気持ちを表す力がある」ということがあり、子どもたちは、みんなを笑顔にしたいという自分たちの願いにぴったりだと感じ、紙づくりにさらに気持ちが入っていきました。これまでのそうした取組、そして、実際に紙をすいて作ってみる体験コーナーをつくり、保護者の皆さんに体験もしてもらいながら自分達の活動を発表しました。最後に保護者の皆さんに感想をもらいました。「手作りの紙は味があって趣もあってとてもいいなと思いました。それを知ることができてうれしかったです」。うれしい感想をいただきましたね。最後の「ロッキー」の演奏も素晴らしかったです!

【4の2】4年2組の総合は「ニュースポーツ」。それに決めたわけは、32人全員で作っていける、地域の人たちの役に立ちたい、学級目標で目指していることと重なる、本気で取り組めそうだ、1年間追求して行けそうだ、というものです。自分たちから盛り上げていける力や、友達同士反応し合って協力できる力は自分たちの強みでもっともっと力を伸ばしていきたい、という願いもありました。子どもたちが考えたニュースポーツは「クイズ輪投げ」「ボール的あて」「夢中になっちゃう玉入れ」「ビンゴボール」の4つです。地域の高齢者の方たちと一緒に楽しんでやりたい、と考えた子どもたちですが、初めて作った時から何回改良したことでしょう。改良のポイントは、地域の松尾さんのお話を聞いたことで気付きました。松尾さんは区内で高齢者の健康づくりに取り組んでいらっしゃる方です。松尾さんから教えてもらったことは「高齢者の健康とは、丈夫な体、会話する、笑う、頭を使うことで高められること」「自分も相手も楽しいことが大事」「けがをしないでできることが大切」ということです。それらを自分たちが考えたニュースポーツに生かし、試行錯誤を繰り返しながら改良してきました。例えば、「クイズ輪投げ」では、「クイズを聞いて正解の方のピンに輪を投げ入れる、というものなのですが、輪っか(新聞で手作りしたもの)は手元にはありません。5メートルほど離れた場所にあり、それをとりに行ってピンに輪を投げる、という仕掛けです。なるほど、頭も使うし、体も使うし、クイズが楽しいので笑うし、松尾さんのアドバイスがばっちり生きていました。お家の方に体験してもらい一緒に楽しんでいた子どもたち。自分も相手も楽しい、ということもクリアしていました。コロナの時期、なかなか交流が出来ずにいますが、少しずつ交流できるところから一緒に楽しみたいと考えている子どもたちです。最後の演奏は「トップオブザワールド」。これも息がぴったり合って、ノリノリで楽しく演奏できましたね。すてきでした!

【5の3】5年3組の総合は「ふろしき」。タイトルは「楽しく広げる!5の3ふろしきマスター みんな笑顔でSDGs」です。朝会で聞いたSDGsの話やエコにかかわることをしてみよう、ということになり、「地域とかかわれること」「一人ひとりの個性が出るもの」「笑顔にできるもの」「調べる力がつくもの」という子どもたちの願いをもとに「ふろしき」を材にして総合を行うことになりました。風呂敷の歴史も調べた子どもたち。ふろしきの起源は縄文時代にさかのぼるそう。奈良時代には衣装を包むものとして使われていたらしく、正倉院にも残されているそうです。平安時代には一般の人も使うようになり、室町時代に、お風呂に入るときに家紋の付いた布に脱いだ服を床に敷いて包んだところから、「風呂敷」と言われるようになったといわれているそうです。知りませんでした!縁起の良い柄が使われたふろしきもたくさん生まれたそうで、よいことが続く「青海波模様」、生命力が強く途切れることがない「唐草模様」、途切れることがない「市松模様」などを紹介。クイズで紹介しました。ちなみに、鬼滅の刃の炭次郎が着ているのは市松模様ですね。いろいろなものをどんな包み方で包むときれいに包めるか、などもクイズで紹介。便を包む、ボールを包むなどなど、なるほど!と思う包み方に保護者の皆さんは感心していましたね。風呂敷1枚持っていれば、エコバックとしても使える、ということで、SDGsにも関心を寄せている子どもたち。ゲストティーチャーとして来てくださったつつみ純子さんとの出会いもとても大きく、ふろしきの奥深さをさらに追及していくとともに、エコ、SDGsというものをふろしきを通して考えていくことを、これからの活動として深めていきたい、と結びました。

【5.6.7組】5.6.7組は学校生活の中でかかわった先生やお部屋、遠足や修学旅行などの体験学習について発表しました。図書室や保健室、音楽室、校長室などインタビューをしながら部屋の紹介をしたり、先生に質問したりしている様子をビデオで録り、それを見ながら発表しました。保健室では、休むところや消毒の場所などを紹介し、養護教諭の竹内先生の好きなお菓子を質問。チョコレートと聞き、とてもうれしそうでした。図書室では学校司書の藏埜先生に好きな本のインタビュー。猫の本を教えてもらいました。音楽室では、音楽を教えてもらっている照屋先生に、好きな楽器をインタビュー。「ピアノ」と聞いて、一緒に「ピアノ」と嬉しそうにくりかえしていました。5年生は委員会活動の紹介とクイズも発表しました。当番の日にはしっかりと仕事をしてくる様子を伝えました。教室で飼っているカメの話とクイズも発表。カメがまっすぐ歩く様子も見せてくれました。5・6・7組では人とのかかわりを大切にしています。子どもたちが日々関わっている職員やお友達について伝えることができました。 みんな一生懸命練習し、自信をもって発表していて、一人ひとりの成長を感じました。