R4.11月24日(木)

 みなさんこんにちは。昨日のサッカーワールドカップ、ドイツ戦。素晴らしかったですね!思わずテレビの前で拍手してしまいました。さて、今日からかがやきステージが始まりました。総合や生活科を核にして、自分たちのこれまでの学びを発表する場です。あくまでもかがやきステージは1年間の学習の流れの中の通過点です。子どもたちの生活科や総合の学びは3月末まで続きますが、そのプロセスをぜひご覧いただければと思います。

★5年1組★

初日、トップバッターは5年1組でした。総合で「ペットボトルロケット」の面白、奥深さを探究してきたクラスです。作り始めたころは1~2mくらいしか飛ばなかったペットボトルロケットは、改良に改良を重ね、名人に科学的な視点から飛ぶコツを教えていただき、試行錯誤しながら、失敗もたくさんくりかえしながら、その失敗を生かしながら飛ぶロケットへと進化していきました。水の量、重りの位置、重りの重さ、発射台の角度、空気をどの位入れると良いか、などなど、飛ぶために必要な技術や知恵がたくさんありました。名人に教えていただいたこと2回。真剣に話を聞き、試してみる子どもたちの姿は忘れることができません。身近にあるペットボトルが空を飛ぶロケットになること、このロケットに、みんなが楽しく、明るい気持ちになるように、笑顔になるように、という願いを込めて飛ばそう、という思いを、今日はお家の方伝えることができました。実際にやってみると、これが本当に楽しい!飛ぶように改良したからこそ、飛ばす楽しさと面白さを感じた子どもたちは、その魅力をしっかり伝えていました。これまでの最高記録は81メートルだそうです。トンボ池側から飛ばして防球ネットにぶつかる、といった豪快な飛行もあったそうです。「結果から学ぶ力」「協力する力」「みんなにわかりやすく説明し共有していく力」「失敗を生かしてあきらめずにチャレンジする力」を自分たちは身に付けることができた、と伝える姿は堂々として立派でした。お家の方からは「すごく高く飛んで感動しました」「改良を重ねてきたことがよくわかりました」「さらに改良をがんばってほしい」といった感想をいただきました。

★4の1★

 4の1の総合は「葉っぱ切り絵」です。リトさんという葉っぱ切り絵の作者の作品を見て、自分たちもやってみたい!と始まりました。満場一致で決まったそうです。それだけ、子どもたちはすっかりリトさんの葉っぱ切り絵に「心を持って行かれた」そうです。子どもたちは、そんな言葉で自分たちの気持ちを発表していました。リトさんは、「情熱大陸」にも取り上げられた方ですので、ご存知の方もいらっしゃるかもしれません。東京や横浜で行われたリトさんの展覧会にも何人もの子どもたちが行ってきたようで、自分たちも葉っぱ切り絵をやっていることを伝えたそうです。そんなご縁から、当日はリトさんが子どもたちの発表や作品を見に来てくださいました。子どもたちは大喜びです。葉っぱ切り絵は、葉っぱの中に物語を作り、それをカッターで切り取りながら作品を作っていきます。細かな作業ですが、少しずつ技を磨いてきました。やっている時は真剣。集中。子どもが教室にいないのでは、と思うほど一人ひとりが熱中し取り組んでいました。写真を撮る技は、学校でお願いしている写真屋さんにアドバイスをいただきました。光の当たり具合や構図など、沢山のアドバイスを参考に、自分が作った作品を写真に収めてきました。だんだん技が高まってくると、今度はストーリーを作って表現しようという活動に進んでいきました。4人1組になり、キャラクターを考え、物語を作っていきます。今回のグループ作品は7つ。1班のタイトルは「ワクワクして飛びたくなる物語」。2版は「自分のペースでいいと思える物語」。3班は「楽しくなる物語」。4班は「友達と遊びたくなる物語」。5班は「温かい気持ちになる物語」。6班は「これを見たらご飯がおいしく食べられる物語」。7班は「笑う気持ちになれる物語」です。協力しながら創り上げた、とても素敵な作品です。リトさんもそれらの作品を見て「すごいなあ」「よく考えたね」「ここが素敵だね」そんな言葉をたくさんかけてくださいました。今後は、校内だけでなく駅や区役所、病院、ケアプラザなど地域でも作品を見てもらって、まちのみんなを笑顔にしたいそうです。