R4.9月22日(木)

 みなさんこんにちは。今日は、1年生が6年生に、国語で勉強した「おおきなかぶ」を音読劇にして聞いてもらったお話です。1年生は、これまで、たてわり活動や、学校探検、おそうじを教えてもらうこと等、いろいろなところで6年生とかかわってきました。6年生のことが大好きになった1年生です。そこで、国語で勉強している「おおきなかぶ」を6年生に聞いてもらおう!ということになりました。場面の様子を想像しながら、登場人物の言葉やしぐさなど、文章から想像を膨らませて読みを楽しんできた子どもたち。「うんとこしょ、どっこいしょ」のところは、しぜんに体が動きます。体を動かしながら、またまた想像を膨らませ、このお話を楽しく読み進めていきました。さあ、この楽しいお話を6年生に聞いてもらおうと、1年生は勉強したことをもとに音読劇に取り組み始めました。1組も2組も、たてわりや運動会の時の3色のグループごとにチームを組んでスタートしました。どの班も、チームワークよく進めるのに紆余曲折がありましたが、ここが学びどころ。「こんな風に読みたい」というめあてをもち、練習の後に振り返りを行い、少しずつ上手になっていった1年生です。

 いよいよ今日が本番。「どきどきする~!!」と緊張気味の1年生でしたが、6年生の前に立つと、どのチームも堂々と音読劇を行うことができました。6年生に拍手をもらうと、ほっとしたように笑顔になる1年生。6年生はその後、1年生に質問をしていました。その交流の様子がとても素敵で、1年の担任も6年の担任も、それぞれの子どもの成長を感じた瞬間でもあったようです。6年生の中に、こんなチームがありました。「どんなところをがんばりましたか?」という質問に1年生が誰も手をあげられなかった時です。「その質問だと答えづらいんじゃない?」という仲間の声に「そうか、じゃ、質問のしかたをかえてみようかな。きょう、がんばった人?」。すると1年生はいっせいに手を上げ始めました。6年生もうれしくなったようです。「楽しくできた人?」「緊張した人?」・・。こんな風に、手をあげて応えられる質問に代えていったのです。1年生の子どもたちの表情が、どんどん明るくなっていきます。そして、1年生も自分からお話しできる子が増え始めました。大人顔負けの6年生の関わり方に担任達もびっくりでした。

 本郷台小では、子どもたち同士のかかわりを大切にしてます。同じクラス、学年だけでなく、他学年、たてわり班など、様々な学習でかかわりあうチャンスがあれば、今日のように活動を組んでいます。関わり合うことによって、学びが広がる、自信がつく、次のかかわりを作っりたくなる、そんな気持ちが子どもの中に育っているように思います。国語の「おおきなかぶ」を通した1年生と6年生の交流もとても素敵な活動になりました。