R5.2月24日(金)

 みなさんこんにちは。今日は6年生の巣立ちの会がありました。自分たちの成長と感謝の気持ちを伝えたいと、6年生が、保護者の皆さん、地域の方々、先生たちを招待してくれました。実行委員を中心に内容と伝える方法を考え、子ども達が自分たちで創り上げることをモットー開いた会でした。「今日の日を思い出の1ページとして刻んでいきたい」という始めの言葉に始まり、3クラスの総合的な学習での取組をドッキングしストーリ仕立てにした映像、成長・決意・感謝の言葉、88人の思いの発表、学年合唱「ぼくらの日々」と続く会は、子ども達の思いの伝わる素晴らしいものでした。「88人の思い」では、一人ひとりが、小さい頃の写真の映像を映しながら、家族への感謝の言葉やこれから頑張りたいこと、小学校での思い出など、一人ひとりが堂々と思いを伝えました。小さい頃の映像を流そう、というのも子ども達のアイディアだそうです。成長・決意・感謝の言葉は代表3人が発表しました。「自分から人に声をかけることが苦手だった自分だけど、学校生活を通して自分から声をかける勇気が生まれたことが自分の大きな成長です。」「学んだことを生かしてこれから出会う困難を乗り越えていきたいです。自分がこれから頑張る姿を見せていくことが感謝の気持ちを伝えることだと思います。」「家族、知育の方、友達、先生など、悲しいときに慰めてくれたり、誰も自分を見放すことなくかかわってくれたことで力をもらって次に進むことができたことに感謝します。」自分の言葉で堂々と伝える姿がありました。学年合唱は見事でした。音楽の教科書に載ている「ぼくらの日々」。それを選曲した子ども達です。短い時間でしたが、皆が一つになって奏でる歌に心が震えました。この曲は、6年生の終盤に学習する歌なのですが、「思いや意図を大切にしながら、みんなで表現を工夫しよう」というねらいがあります。歌詞に込められた言葉をよく考え、自分たちのものにし、その思いを、強弱の変化や速さ、ハーモニーの響きなどに工夫を載せた歌声でした。

 地域の方からの言葉、では、地域コーディネーターで台小農園でもお世話になっている松尾さんから言葉をいただきました。「地域の人たちはみんなの成長をずっと見守ってきました。登校の時の見守りの皆さん、いろんな学習でボランティアに来てくれた皆さん、台小農園の畑ボランティアの皆さんなど、みんなが楽しく、安全に学校生活が送れるようにと願ってきました。これからも、皆さんのそばには地域の皆さんがいます。地域にいる人たちをどうぞ忘れないでくださいね。これからも、みんなの成長を願いながら、皆さんを温かく見守っていきたいと思います。」温かい言葉です。6年間を通して、どの学年でもかかわってくれた地域の皆さんの温かさは、子どもたちの成長をどれだけ支えてくださったことでしょう。地域の方をお呼びしたのは3年ぶりです。もっとたくさんの方をお呼びしたかったのですが、コロナ感染予防のため、今年度は5人の皆さんに来ていただきました。ありがとうございました。

 卒業式まであと14日。一日、一日を大切に、最後の卒業式を迎えてほしいと思います。自分たちがどんな卒業式にしたいか、それは6年生になった時から考えてきたことでした。日々を重ねるごとに、行事を重ねるごとに、学びを重ねるごとに深まる思いがあったと思います。ぜひ、「自分たちが創り上げる卒業式」となるよう取り組んでいってほしいと思います。