R3.6月9日(水)

 みなさん、こんにちは。今日は、先日の学校だより6月号で紹介した「シトラスリボン」を子どもたちにプレゼントしていただいたお話です。

 シトラスリボンに込められた思いを広げたい、と笠間小学校の保護者の方が紹介してくださったシトラスリボンは、その思いが本郷台小学校にも広がりました。笠間症の保護者の方は、始めは、本郷台小の職員分を作ってくださったのですが、子どもたちにもぜひ、ということで、そこから様々なつながりが生まれました。同じ保育園だった保護者の方が笠間小学校と本郷台小学校でつながり、本郷台小の保護者の方同士がつながり、キッズクラブを利用している保護者の方のつながりでキッズの職員のみなさんにつながり、本郷台小の職員につながり…。そんな素敵なつながりの中で、本郷台小の児童一人ひとりのシトラスリボンを作ってくださったのでした。先週の土曜日に、つながった皆さんが本郷台小のキッズに集まり、クラスの児童数分ごとに袋に分けてくださいました。一クラス一クラスの袋には、「やさしい気持ちをわすれないでね」というメッセージカードを入れてくださいました。「コロナの不安から生まれる差別やいじめ、偏見をなくそう」「お家・学校・まちのどこでも、温かいかかわりを大切にしていこう」という願いが込められているシトラスリボン。子どもたちには、その由来をお話しました。シトラスリボンの3つの輪は、それぞれ、お家・学校(職場)・自分たちが暮らしているまち(地域)を表します。先日、全校で見た文部科学省が作成したビデオを子どもたちは真剣に見ていました。大事にしていきたい思いやりの心を、子どもたちはちゃんと受け止め、理解していました。コロナからくる不安だけでなく、様々な状況で、不安が生んでしまう差別や偏見、いじめは起こりえます。そうした人間の心の弱さに向き合い、自分の心を見つめることが大切であることを子どもも職員も共に学ぶことのできたビデオでした。

 朝会で、一人ひとりに作ってもらったお話をした後、6年生が全員分のリボンを受け取り、そして、各クラスに届けてくれました。次の日、朝、校門で子どもたちを迎えると、シトラスリボンをランドセルにつけている子がたくさんいました。「ここにつけたよ」と見せてくれる子もたくさんいました。お家に大事に飾ってある、という子もいました。キッズのチーフがこんな言葉を伝えてくれました。「つながりの温かさの中で、力を合わせて子どもたちへの優しさ作り。あったかい子どもになりますように。」温かい心を子どもたちに伝えていく、つなげていく、そんな深い愛情を感じた言葉でした。シトラスリボンンを通じて、栄区内の2つの学校がつながり、保護者同士がつながり、優しさの輪が広がりました。みなさん、ありがとうございました。