R3.6月22日(火)

 みなさん、こんにちは。今日は、時々吹く風が気持ちのいい一日でした。トンボ池や中庭では、はまみらいがたくさんの花をつけています。

 さて、1年生も入学から3か月ほどたち、ひらがなの勉強も終盤を迎えています。今年の1年生は、「あいうえおうさま」という絵本で、楽しみながらひらがなを覚えています。この本は、文:寺村輝夫さん、絵:和歌山静子さん、デザイン:杉浦範茂さんで理論社から出ている本です。2枚目の写真にありますが、主人公の王様がいろいろなことをやったり考えたりするのですが、それをリズム歌のようにお話してくれる、そんな本です。今日は、「め」と「ぬ」をやりました。

「め」の文はこんな文です。「めじるし めあてに めちゃめちゃ なげて めいちゅう しないで めそめそ おうさま」。何だか、思わず「おうさま!がんばれ!」と言いたくなっちゃう、そんな王様です。「め」のつく言葉集めをした後、「め」の書き方をまずは空中で、そのあと、ひらがなノートに書いて覚えました。「め」の付く言葉集めはいろいろ出ました。そんなふうに、ひらがなを生活とつなげていくことで、子どもたちの興味関心は高まります。生活とつなげて使えるようになります。そんなふうにひらがなの学習を進めてきました。「ぬ」はひらがなの中でも、子どもにとって難しい文字です。曲線や空間、丸めるところなどがあるからです。でも、「め」の後なので、子どもたちは、「あ、ここが違うんだ」「ここまではおんなじだね」と言いながら、書いていました。「ぬ」の文章は、「ぬいだ したぎを ぬらしてしまい、ぬるい おふろで ぬれた おうさま」。このペーjの王様の絵は、お風呂の中でしょんぼりとした顔をしています。子どもたちは、「あー。おうさま、ぬらしちゃったんだ。」「さむそう。だいじょうぶかな」などと話していました。「ぬ」の最後のまるく閉じるところは、お団子まん丸じゃなくて、ちょっとつぶしたお団子ね、と担任が言うと、「つぶすんだね」といいながら書いていました。

 生活の中で使える、書きたくなる、伝えるときに伝わる、そんな思いを持ちながらひらがな学習をしてきた子どもたちでした。