R3.2月12日(金)

みなさん、こんにちは。朝は雲の多い天気でしたが、次第に青空が見えてきたきょうの天気でしたね。トンボ池の梅が一日一日花を開きはじめ、花びらの白さが光って見えるようになってきました。

さて、今日は、ついに、6年3組の子どもたちがチャレンジしていた「大凧」が空に揚がりました!3時間目に大凧に引っ張る凧糸を付け、4時間目、校庭の一番距離の取れる対角線上に走って、いざ空へ!凧あげ開始です!です。今日も、相模凧保存会の方に来ていただきました。「うなり」と言われる弓のようになった竹も持ってきてくださいました。凧の裏側にそれをひもで結ぶと、空に揚がった時、空気の抵抗でうなるような音がするのです。凧あげの醍醐味が増します。しかし、今日は風がなく、風を読む名人技が必要でした。保存会の方がわずかな風を読み、「来た!今だ!行くぞ!」と合図をしてくださいました。始めは、走るコツがつかめず、なかなか高く揚がりませんでしたが、糸を引っ張る子たちには走るコツを、凧を手から離す役の子には離すタイミングを教えていただき、徐々に高さが増していきました。願いを込め、クラス全員で力を合わせて作った自分たちの大凧です。何回もトライしました。そして、とうとう、凧が空に揚がりました。感動です!!職員室のベランダから見ていた先生方も拍手!拍手!校庭で体育をしていた2年生も、「うわー!!あがった!!」と拍手!拍手!間近で巨大な凧が揚がるところを見て感動していました。実は2年生、6年生のために、はじに寄って体育をしてくれました。2年生、ありがとう!でも、こうした上級生の姿を見ることは、実はとっても貴重な経験になるんですよね。本気で、必死で、楽しんで、みなと気持ちを合わせて一つのことに取り組む生の姿を見られるのですもの。ああなりたいなあ、という気持ちが沸き起こり、それが次の自分たちの目標になったりするのです。

最後に、相模凧保存会の3人の方から言葉をいただきました。「みんなが、苦労して、あきらめずに作った凧だから、揚がってよかったなあ。人生にも、苦労するときがあるんだよ。でも、そんなときは、あきらめずに、みんなで作ったこの凧のことを思い出してほしい」という言葉もいただき、子どもたちの活動を、辛抱強く、そして、凧って面白いぞ、という気持ちと技を教えてくださった保存会の方々に、改めて感謝の気持ちを深くもちました。子どもたちも、きっと、これからの人生で、この言葉のようなことに出合うと思います。その時は、この言葉を思い出してほしいと思います。そして、皆で創り上げてきたことを思い出してほしいな、と思います。何物にも代えがたい出会いがありました。保存会の皆様、本当にありがとうございました。