R5.2月22日(水)

 みなさんこんにちは。今日は晴れ。畑の大根を抜くのにお天気ばっちりです。そう、今日はみそ大根最終日。待ってました1年生と5年生。今日も、台小農園のとれたての大根でみそ大根を楽しんだ子ども達です。

 いつものように、畑から大根を抜いてくるのは小さい学年。今日は1年生です。抜いた大根の黄色いはっぱを落とし、大根をきれいに洗いました。1年生、とっても上手でした。そして、その大根を昇降口で5年生にバトンタッチ。受け取った5年生はそれを家庭科室に運びます。家庭科室には、みそ大根ボランティアの地域の皆さんがスタンバイ。葉っぱのついた大根を受け取り、葉っぱの部分を切り落とします。ここで5年生が再登場。エプロンと三角巾、マスクをつけて大根の皮むき開始。家庭科で初めて調理実習を行った5年生ですが、「ジャガイモをゆでる」という学習で学んだピーラーの使い方が見事です。少しへこんでいる部分をピーラーの芽かきを使ってきれいにする、という技能の習得がばっちりできていて、ボランティアの方々も感心していました。手際のいいこと!全部のダイコンの皮むきが終わったところで「切って煮るところはよろしくお願いします」とご挨拶し、ボランティアの皆さんにバトンタッチ。食べやすい大きさに切り、ダイコンを沸騰したお湯が入った12個の鍋に投入。だしを入れて、ゆっくりと煮ていきます。このだし汁がまたおいしいんです。今まで食べた2,3,4,6年生は、大根のおいしさと共に、このだし汁のおいしさに感動していました。そして、そこに溶ける甘みそもまたおいしくて!ほとんどの子が、一滴残らずだし汁を飲み干していました。

 さあ、11時を過ぎたころ、だし汁が染みて柔らかくなった大根が出来上がりました。ボランティアの方が鍋ごと教室に運んでくださり、担任が紙のお椀に大根と甘みそをかけて配膳。そして「いただきま~す!」1年生も5年生も、熱々のダイコン、シミシミのダイコン、とろりとした甘みそを「おいしい!おいしい!」といいながら食べました。「おかわりしたい人はいますか?」と担任が呼びかけると、ほとんどの子どもが手を上げ、おかわりをしていました。うれしそうな顔です。本当においしいんですよね。幸せそうな顔に、ボランティアの方々も嬉しそうです。

 食べ終わった1年生に感想を聞いてみました。すると、「だいこんがやわらかくて、みそがおいしさをもっと出してくれていました」「だいこんがホクホクで、みその甘さが絡み合っておいしさを出していてすごくおいしかったです」といった言葉が!聞いていたボランティアの松尾さんは、「1年生で『みそと絡み合っておいしい』、という表現が出てくるなんて驚いた!」と嬉しそうに話していました。5年生も「大根がやわらかく煮えていて、だしの味がしみ込んでいて、さらに味噌とマッチして、とても美味しかったです」「自分たちで育ててきた大根で、しかも取れたての新鮮な大根でそれにかける味噌がとても美味しくて、本当においしかったです。」と感想をボランティアの方に伝えていました。自分たちで土を柔らかくし、そこに種をまき、草取りをしたり、水をあげたりしながら、秋から手をかけて自分たちで育ててきたという経験も大根のおいしさを一層おいしくしたのだと思います。そして、子ども達の嬉しさ、楽しさになるようにと来てくださったり、みそを作っていただいたりというボランティアの皆さんの温かさもおいしさを何倍にもしてくれたのだと思います。

 4年ぶりの「みそだいこん」。こんな素敵な経験ができて、台小の子ども達は本当に幸せです。ボランティアの皆さんに心からお礼を申し上げます。ありがとうございました!