R6.4月16日(火)

みなさんこんにちは。今日は2年生の子どもたちが視写した「詩」のお話です。

 国語の教科書の表紙の次のページには、どの学年も「詩」が載っています。これからの国語の学習が楽しみになるような詩です。2年生は「たんぽぽ」という詩です。読んで味わって、様子を思い浮かべて味わって、そして、丁寧に視写することでさらに味わいを深めていきます。子どもたちが思い描いた絵も一人ひとり個性があり、とても素敵です。2年生には、説明文の教材で「たんぽぽのちえ」というお話が教科書にのっています。とても印象深いお話で、子どもたちはこのお話が大好きです。「たんぽぽのちえ」を学習するときに、子どもたちはたんぽぽの詩を思い出すかもしれませんね。台小ではありませんが、ずいぶん前に「視写することってどんな学習の意味があるのですか」、という質問を受けたことがあります。字の練習をするためだとその保護者の方は思っていたそうです。私が「書きながら詩を味あわせたいんです」と答えると、とても納得してくださって、そのあと、お母様もお子さんと一緒におうちでその詩を書いて一緒に味わったそうです。「一つの詩を共有することができて親子でなんだかうれしい気持ちになりました。」というお話もしてくださり、素敵なかかわりだなあと思いました。

 詩の情景を浮かべながら丁寧に一文字一文字書いていくと、不思議と詩の世界に浸ることができます。写真に載っている子どもの作品には一人ひとり違った絵が描いてありますが、こうした光景を思い浮かべながらかいたのだろうな、と思うと、子どもたち一人ひとりがとてもいとおしくなります。子どもたちが詩を味わいながら丁寧に書き上げた詩をぜひご覧ください。