6年生は、合唱「ふるさと」と合奏「剣の舞」・「ライジングサン」を発表します。今日は、音楽室での最後の合奏練習でした。最高学年である6年生は、指揮も伴奏も児童が担当します。

 「剣の舞」では、パート練習の時「『c』からやります。木琴は主役なので、強く入ってください。」と指揮者が指示してから演奏が始まりました。合図をして演奏を止め、「それでいいです。もう1度『C』からやります。」と強く木琴が入るところを繰り返しました。そのあとで、鉄琴やオルガン・打楽器も加わって木琴の主旋律がはっきり聞こえるようにお互いの演奏に耳を傾けながら、演奏しました。

 全員が揃って、6年生全体で「剣の舞」を演奏しました。木琴が主旋律を奏します。鉄琴が加わります。曲調が変わり鍵盤ハーモニカやアコーディオンがの音が聞こえてきます。ドラム・シンバル・大太鼓がメロディーを意識して控えめに音を出します。しっかり指揮を見て演奏する人、自分の手元を見て演奏するのが精一杯で指揮を見られない人など様々です。指揮者が演奏の終わりの合図を出したとき、わずかに音が残ったのは残念でした。全員が指揮を見て揃うと一瞬音のない「シーン」とした状態になります。これが最高なのです。(左の写真)

 「ライジングサン」では、楽しさを前面に押し出して演奏する練習も始まっていました。パーカッションパートが盛り上げ隊になって、踊るようにマラカスを動かし、タンブリンを鳴らします。前に横に動きながらまだちょっと遠慮がちに踊ります。まわりの人たちは、今は演奏するだけでいっぱいいっぱいですが、体育館に移ったら、きっと何か工夫するのだろうと期待しています。楽しく演奏するには、『何か』工夫するパフォーマンスがつきものなのです。(右の写真)

 2曲とも指揮者は堂々とものおじせずに指揮をしていました。演奏が終わってから今日の演奏について感じたことをはっきり話すことができました。

 次回から楽器を体育館に運び、本番に向けての練習になります。音楽室では仮の演奏位置でしたが、いよいよ本番通りの自分の立ち位置が決まります。声の大きさ・楽器の音量も本番に向けて自分の耳で確かめて決めていきます。みなさんに楽しく聴いていただくための工夫を模索します。

 体育館での取材は、毎日変化していくので楽しいものになります。できる限り各学年の工夫の様子を次回からお知らせしたいと思います。どうぞお楽しみに。