~心を一つにして歌う 奇跡のハーモニー~

 岩井原中学校では、昨日合唱コンクールがありました。毎年学年の優秀クラスが、稲荷台小学校・富士見台小学校へ素敵な合唱を届けてくれます。

 今年、富士見台小学校には、2年1組が来てくれました。

 課題曲「若い翼は」、自由曲「あなたへ」を生徒の指揮・伴奏で歌ってくれました。どちらの曲も一人一人が指揮を見つめ、息をたっぷり吸って歌いました。

 課題曲は聞いたことのある曲で、言葉がはっきり聞き取れました。途中からは、ソプラノの高いメロディーとそれを支える低い男声が聞こえてきました。一生懸命なハーモニーが心に響き渡りました。

 2曲目の自由曲「あなたへ」では、はじめゆったりと歌い、だんだん盛り上がり、高い声と低い声が響き合っていました。実は、先週用事があって偶然中学校へ行くと、オープンスクールだったため、校内を一巡しました。音楽室から美しいハーモニーが聴こえたので、吸い込まれるように音楽室へ行きました。一人一人が一生懸命に歌っているのが感動でした。「奇跡が起きるかもしれません。一人一人が一生懸命に歌っている声が心に響きました。」と伝えました。その時は2年はわかりましたが、組はわかりませんでした。今日1組だとわかりました。私が感動したまさにそのクラスだったのです。その時は終盤のメロディーが切れて聴こえたのですが、今日は、見事につながっていました。練習の成果が見事優秀クラスにつながり、小学校へ歌いにきてくれたのです。「奇跡が起こりました。」と報告してくれた生徒たちは嬉しそうでした。

 合唱コンクールの準備は、夏休み前から始まるそうです。各パートのDVD(以前はテープ)が配られ各自が歌う練習をするのだそうです。夏休み明けからパート練習・合唱練習を積み重ねて(練習期間中は、小学校前の道を通ると毎日聞こえてきていました)本番を迎えたのです。

 そんな中学生の見事な歌声のお礼に、富士見台小学校のみんなで「つなごう未来へ」を歌うと、中学生が拍手をしてくれました。

 ミニコンサート終了後に子どもたちに感想を聞くと、「すごくじょうずだった。」「ぼくのおにいちゃんもいたよ。」「合唱になっていてよかった。」「みんな頑張っているってわかった。」「おねえさんが指揮をしていた。さすが中学生!」といった声が聞こえてきました。

 富士見台小学校では、11月12日(土)にミュージックフェスタ(ふれあいフェスティバル)があります。心を一つにして歌う素晴らしさを今日聴くことができたので、一人一人が自分の力をしっかり使い、見事な合唱・合奏をつくりあげてくれることでしょう。