~かかしはたっていないけど、ネットが稲を守る!~

 

 ビオトープ横の5年の水田、稲の穂が垂れてきました。そっとさわると、かたいものが指先にふれます。稲が実っているのです。

 夏休み中は、ネットがなかったので、たまたま近くで遊んでいたキッズへきたこどもたちに「お願い!稲を鳥が飛んできて食べるといけないから、水田の近くで遊んで「かかし」のかわりをしてくれると嬉しいのだけど」「いいよ。ここで遊ぶよ。」キッズの子どもたちに稲を守ってもらいました。稲たちも子どもたちが登校するまで、何とか稲の穂を持ちこたえ、ネットが張られるまで頑張ることが出来ました。

 鳥たちが集団で飛んでくる前に、無事ネットを張ることが出来ました。白いネットで周りを囲み、黒い約1㎝四方のネットを上からおおいました。鳥や虫が稲をねらっても、どこからも水田に入ることはできません。(左の写真)

 これで安心して観察できます。稲の穂がすべて黄金色に色づき、黄金色の稲の穂が風に揺れるのを待つだけです。一列に並んだ稲たちは、ぴんと背筋を伸ばして得意そうに並んでいます。(右の写真)