~えい、ヤー!に 気合をこめて~

 斉唱「青い空に絵をかこう」では、優しい声で歌えていました。子どもは本番になると緊張するので、どうしてものどに力が入り、話す声で歌いがちですが、この日は適度に緊張して練習のときに何度も声をかけられたことをしっかりやれました。何度も途中で入るかけ声「えい、ヤー!」は、腕の角度をどれくらいにするか、勢いよいかけ声はどれか、何度も試しながら練習しました。その甲斐あって、自然に声とかけ声と腕の角度が決まりました。やわらかい声の歌声を、「えい、ヤー!」が引き締め、3年生らしい元気さがはちきんばかりでした。

 リコーダー二重奏「いちばんぼしみつけた」は、「あ!いちばんぼし みつけた」の発見の声から始まりました。3年生から本格的にリコーダー奏に取り組みます。どこを押さえればいい音が出るのか、息はどのくらいの強さがいいのか、など基礎からこつこつ練習を積み重ねました。そんな練習の成果もあって、夜空に瞬くいちばん星のきらめきを表現できるようになりました。3年生自身が一番感動していました。途中で副旋律が加わると、さらに星のきらめきが何倍にも増えてすてきになりました。

 もう一つの合奏「パフ」は、指揮をしっかり見て、みんなの心をひとつにして演奏するのがめあてでしたが、打楽器がどうしても速くなり 前日まで心配の種でした。本番では会場のみなさんが、手拍子を打って応援してくれたこともあり、さらにたくさんの観客を前に緊張して指揮をたよりにすれば安心なことがわかったのでしょう。みんな指揮をくいいる様に見つめて演奏したので、心をひとつにした演奏ができました。最後に体育館がこわれるくらいの拍手をしていただき、みんな笑顔でステージを下りました。