~前を向いて進み、止まって曲がる~

 今回は退場の様子についてご紹介します。

 今年の卒業式の退場では、5年生がリコーダーやグロッケン、シンバル、大太鼓、オルガンなどを使って「威風堂々」を演奏します。6年生は、受け取った卒業証書をもって、一人一人退場します。一人一人が主役で、会場の参列者の目が一斉に注がれます。「威風堂々」は文字通りどっしりとして堂々としたメロディーなので、6年生は音楽に乗って堂々と歩くと、とても立派に映ります。前をしっかり見つめて、曲がるところではきちんと止まって向きを変えます。初めはしっくりしなかったのですが、練習を重ねるうちに立派にできるようになりました。5年生の演奏はだんだん6年生を送ろうという気持ちがこもってきて、5年生と6年生が力を合わせて退場の場面をつくります。見ていてとても気持ちのよい光景です。 

 6年生は、本番でも練習どおりに堂々と前を向いて退場することでしょう。5年生もまた、背筋をピンと伸ばして、よい姿勢で演奏することでしょう。