~秋の彼岸に咲く 真っ赤な彼岸花~

   白い彼岸花は、夏休み中に咲き始めてしまいました。「秋の彼岸に咲いてくれるだろうか」と心配しましたが、取り越し苦労でした。南花壇給食室周りの花壇に今、真っ赤な彼岸花が20~30本群落になって咲いています。「よかった!今年も秋の彼岸に真っ赤な彼岸花が咲いてくれた・・。」とホッとしています。

 旧校舎が新校舎に全面改築した時、中庭に彼岸花の群落がありました。それをPTAのみなさまが一旦プランターに植え替え、それから新校舎の花壇に植え替えてくださいました。しかしながら、その時の土が建築残土でしばらく草一本生えませんでした。その後土地改良剤が配られ、草は生え出したものの、植え替えたはずの彼岸花はほとんど咲きませんでした。「彼岸花はどこへいったのでしょうか・・!?」

 そんなとき、当時の校長が自宅から彼岸花の球根を持ってきて植えました。職員も家にある彼岸花の球根を一つ、また一つと持ってきて植えました。みんなの協力が実り、次の年から少しずつ彼岸花が咲くようになりました。今では給食室の周り五か所でかたまって咲くようになりました。南門近くの二か所の花壇では、白い彼岸花から咲き始め、その後、真っ赤な彼岸花がかたまって咲きます。地域の皆様が、犬の散歩やウォーキングをしながら楽しんでくださっています。「今年は赤の色が見事ですね。」「白は暑いうちから咲いちゃったわね。」「毎年咲くから楽しみにしています。」といった声を聞くととても嬉しいです。

 たくさんの方々の協力があって、今年もこの時期に彼岸花が咲きました。皆様の気持ちが積み重なって咲く彼岸花です。