~ほうせんかの秘密~

 花壇に夏の花ほうせんかが咲いています。赤・桃・しろと3色そろい踏みです。南花壇の大型プランターには、白花ほうせんかがたくさん咲いています。南花壇のプランターの白花ほうせんかは6年理科で根から水を吸い込んで茎を通って、葉や花に水分や養分を送り ほうせんかが成長する様子を観察するために、育てています。

 市販のほうせんかの種はミックスで赤・白・桃が入っています。実験に使いたい白花ほうせんかのみは売っていません。何年か前に理科研究会が白花ほうせんかの種を配ってくれたので、それ以来種取をして、白花ほうせんかだけを大型プランターで育てるようになりました。

 いろいろな色のほうせんかを育てていて、秘密を発見しました。写真ではわかりにくいのですが、白花ほうせんかの茎は「○○色」ですが、赤と桃色花ほうせんかの茎は「○○色」です。実際の畑で確かめてみてください。ちょっと感動します。ふたばのときから、茎の色が違うのです。これが、ほうせんかの秘密です。ぜひ校庭のほうせんかを見て、秘密をみつけてみてください。ほうせんかが、可愛らしくみえてくることうけあいです。色とりどりのほうせんかは、校庭花壇で、白花ほうせんかは大型プランターで育てるのが富士見台流です。

 蛇足ですが、種取の時期の判断はかなり難しいのです。茶色く実が熟してからと思い全体が枯れるのを待っていたら、種がとけて??ほとんど種がとれませんでした。次の年まだ実が緑のうちにためしに実をむいてみたら、茶色い種が育っていたので、種取をしました。この年はたくさん種がとれて、大成功でした。昨年は、気を付けていたのですが、緑の実をとるタイミングが悪くて、ほんの少ししか種をとれませんでした。前年の種を今年は蒔きましたが、かなりよく発芽して、白花ほうせんかが次々咲き、無事に理科の実験に使うことができました。昨年の経験を生かして、今年は白花ほうせんかの種をたくさんとりたいです。