子どもたちが教科書の絵を見たり、ノートに文を書いたり、天井を見上げたり…。しばらく様子を見ていると、国語の学習でお話作りに挑戦しているようです。お話に書きたい動物を選び、その動物になったつもりで、いつ、どこで、どんなことをするのかを考えながら真剣に取り組んでいました。完成した後は表紙をつけて絵を描き、世界で一つだけのお話を作り上げた子どもたちの表情は素敵です。ある子が、次のようなお話を書いていました。『あるあさのこと。からすさんが、きのきりかぶにすわって ちずをみていました。そこへ ともだちのきつねさんが つりにいこうとしていました。からすさんは、「いっしょに いこう。ちずを みせてあげる。」といいました。きつねさんは、「うん、いいよ。だけど、ばけつを わすれちゃったんだ。だから、とりに いってくるね。」「じゃあ、ぼくも ばけつを もってくるね。」と、からすさん。「じゃあ、うみで まちあせわね。」と、きつねさん。きつねさんとからすさんは、いそいでかえって ばけつをもって うみへいきました。からすさんは、先についたので、きつねさんを まちました。きつねさんがきたので、つりをしました。ふたりは、なかよくつりをしました。からすさんは、さかなを7ひき、きつねさんは6ぴきつれました。いっぱいつれたので、二人は、そとで さかなパーティーをひらきました。』