子どもたちから招待状が届いたので、教室に行ってみると…。ミニシアターになっていました。国語で「ちいちゃんのかげおくり」を学んだ際、音読発表会をしたいという思いをもったとのこと。しかし、これまでも様々な場面で音読発表をしてきた経験があるため、今回は紙人形劇(ペープサート)に挑戦。紙人形だけでなく背景も作ってありました。音読しながら紙人形を動かす際には、上下・左右・前後などに動かしていて、ちいちゃんをはじめとする登場人物の心情を考えながら取り組んでいる様子がうかがえました。さらに、続き話も創作。「ちいちゃんが大人になり、元気な男の子と女の子の双子の子どもが生まれました。近くの公園で子どもたちと遊んでいた ちいちゃんが空を見上げると…、子どもの頃に見た “かげおくりができそうな空” が広がっていたのです。」最後に家族全員でかげおくりをする ちいちゃん。戦争で家族を失った悲しい時期もありましたが、幸せな結末で終えた紙人形劇を見せてくれた子どもたちの表情も幸せそうでした。